未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




菅首相、14日からの輪番停電実施を了承(読売新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20110313-567-OYT1T00546.html
 菅首相は13日夜、首相官邸で会見し、東京電力に対して、14日から停電を計画的に行う輪番停電を実施することを了承したことを明らかにした。

いま。明るさを届けたいぼくらにできること #setsudencopy #jishin
http://www.gizmodo.jp/2011/03/_setsudencopy_jishin.html
被災地でがんばっている方々の助けとなるように、広い範囲での節電が求められています。昨日はヤシマ作戦でみんなの節電力が高まったと思いますが、この気持ちはこれからも持ち続けなければなりません。
現在#84MA、 #yashima、#yashimasakusen110313などのTwitterハッシュタグで様々な節電テクニックが投稿されています。またtumblrの#setsudencopyには、多くの節電を呼びかけるポスターデザインがあつまっています。

『ヤシマ作戦』
http://yashima.me/

「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した作戦の内容になぞらえ、ネットで広がった節電運動だ。

「不謹慎だ。」との批判があるらしい。

批判記事を読んでいないので、以下私の主観になるが、被災地で多くの人が悲しみ、苦しんでいる中で、安全な位置からお祭り騒ぎをしている。との印象を与えるのであろう。

だが、そうであろうか。

不謹慎との批判を受けるのを承知で言わせてもらえば、今回のような災害が発生すると、妙にハイな気分になり、ウキウキとした気分にすらなってくる経験は、誰にでもあると思う。

これは、人類の祖先がまだ洞窟で暮らしていた時代、いや、恐らくはもっと以前の生物の時代から、延々と受け継がれて来た特性であろう。

絶望的な状況に襲われた時、悲しみに打ちひしがれ、粛々と洞窟の奥でうずくまっているばかりでは、過酷な運命に翻弄されてしまうであろう。

そんな時に、理不尽な昂揚感に包まれ、外部の脅威をも恐れず、食糧を求めに洞窟を出て行った者。

生存に適したのは後者であり、我々は彼らの子孫なのだ。

現代社会は、電気なしでは成り立たない。

「一日に3時間くらい、電気が止まってもどーってことはない。」

確かに、一日に3時間。ネットもテレビも冷暖房も照明もない生活は、ちょっと我慢すれば良いレベルだ。マンションの高層階に住んでいるものは、かなり不便であろう。

だが、問題は冷蔵庫だ。

今回の件で、冷凍食品などを買い貯めた者も多いであろう。果たして、1日に3時間の停電に、冷凍食品は耐えられるのであろうか?

そしてそれは、スーパーの冷凍倉庫や、各流通過程の全冷蔵/冷凍設備に対して懸念される。

「被災者の惨状に比べれば、どうということはない。」

確かにそうだ。だが、だからと言って、全員が悲しみに打ちひしがれて、じっとしている必要はない。

いや、むしろ、動けるものは、積極的に自分の出来ることを推し進めて行くべきではないのか。

一部の者には、アニメのノリで、ちゃらちゃらとお祭り騒ぎをしている程度にしか映らないかもしれない。だが、彼らの心の底に「我々の力で、何かできることをしたい。」との強い思いがあることを忘れてはならない。

政府や官僚ばかりに任せていたは、ごく単純なことさえ遅々として進まないことは、今回の一連の政府報道で、思い知らされた。

我々に今出来ることがあれば、進んでそれを実行して行くべきであるし、それがうまく機能するのであれば、進んで仲間を増やしていくべきである。そのためにどんな手段が有効か?答えは一つではないし、その時の運やタイミングでも変わって来る。

様々な人が様々な工夫を凝らし、その中から実効性の高い手段が生まれて行く。

被災地に物見遊山でやって来て、記念写真を撮るような行動を「不謹慎」と言う。彼らの行動は、なに一つプラスの結果を残さない。

だが、『ヤシマ作戦』の考案者には、現状をなんとか良くしたい。そしてそれを自分一人に留めず、他の人にも広めて行きたい。との、ポジティブな信念がある。

『ヤシマ作戦』に反対な人は、どうか、彼らの真意を汲んで、賛同せずとも、邪魔をしないで欲しい。

そして、さらに言うならば、あなたたちの『作戦』を展開して欲しい。

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