未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




2号機 再び核燃料すべて露出

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110315/t10014676411000.html
東京電力によりますと、福島第一原子力発電所2号機で、14日午後11時ごろ、原子炉の中の気体を逃がして圧力を下げるための弁が閉まり、炉の中の圧力が高まったため、原子炉を冷やすための水を送られなくなったということです。このため、原子炉の水位が急激に下がり、再び核燃料がすべて露出した状態となったとみられるということです。

原子力発電所関連の記者会見を見ていて、いつも漠然とした不安を感じていた。

なにか、おかしくないか?と。

23時ごろのニュースで、「職員が目を離していた隙に、燃料が切れ、海水を注入しているポンプが止まり、水位が下がり、燃料棒が露出した。」との報道にも耳を疑った。

「ポンプを止めない。」は、その時点での最優先事項ではないのか?
燃料切れの時刻を予測するのが、それほど難しいことなのか?
これだけ失態の上に失態を繰り返している中で、余りにも幼稚過ぎる。
緊張感のカケラも感じられない。

だが、0時過ぎのニュースはもっと衝撃的だった。

「原子炉の中の気体を逃がして圧力を下げるための弁が閉まり、炉の中の圧力が高まったため、原子炉を冷やすための水を送られなくなった。このため、原子炉の水位が急激に下がり、再び核燃料がすべて露出した状態となったとみられる」

解説員の方が、一生懸命解りやすく説明しようとしても、あまりにも明白なことであるので、記者会見の準備をしている数分の間に、同じ事を3度も説明してしまった。良くガマンした。

「圧力が高まると水位が下がり、燃料棒が露出するので、圧力を下げるために、弁を開くしかない。」

これを理解するのに、それほど高度な教養はいらない。

ここ何日も、その手の話は何度も聞いている。

そもそも、3号機の時には、その弁を開けるのに、どれだけの時間がかかったのか?

それがひとりでに閉まってしまったのか?

いや、閉まらないように、ちゃんと監視していなかったのか?

疑問は尽きない。

だが、それ以上に恐ろしかったのは記者会見の内容だ。

まず、5種類の試料を配るのに、相当手間取っていた。

あまりにも時間がかかるので、一度スタジオに戻し、その間に前述の解説員からの説明があった。

そして、いざ、記者会見が始まると、中央の責任者と思われる人が、手元の資料の下線部分の解説をいくつかしたが、全て、本件とは関係のない、もっと前に報道されている内容の繰り返しばかりであった。

その場にいた記者も良くガマンした。いつになったら、今回の件に触れるのか?

だが、その期待も空しく、ついに一言も触れることなく、「私からは以上です。」で終わらせようとした。

記者からの質問を浴び、しかたなく後ろにいた担当者が説明をはじめたが。

何らかの理由により、弁が閉じた。水位が『ダウンスケール』している。

記者の質問に対しても、「今、弁が開いているのか、閉じているのか、私には解らない。」

私は、マジでこう、思った。

いくらなんでもおかし過ぎる。この茶番には、絶対に公表できない真実か隠されているに違いない。

たぶん、武装したテロリスト集団と、たまたま休暇で福島第一原子力発電所に遊びに来ていたブルースウィルスとの間で、弁を巡る命をかけた攻防戦が繰り広げられているんだろう。と。



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