未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle






「カール・レディックは、ナチスが大手を振って街を歩く時代に生まれ、ナチスが大手を振って街を歩く時代に亡くなりました。」
Carl Reddick was born when Nazis were marching in the streets. And he died when Nazis were marching in the streets.

グッドファイトシーズン2の冒頭、黒人が主流の法律事務所の老齢の共同経営者の葬儀での、弔辞の一節だ。

「彼は一生をかけて不当な攻撃、全体主義、無知と戦い続けました。」
he fought against aggression, totalitarianism, ignorance.

「カールはキング牧師と共に立った。セルマの橋の上に立った。それには一体どれほどの勇気を要したか。」
Carl stood with Dr. King. He stood on the bridge at Selma. I quake when I think of the bravery that took.

米国での初放送は2018年3月4日。トランプの大統領就任が2017年1月20日。

私が観た日本での地上波初放送は、2020年11月8日深夜。

奇しくもバイデン氏が勝利宣言するも、トランプ氏が敗北宣言をしないという、異常な事態の真っただ中であった。

「公民権運動」

アメリカの歴史に明るくないので、リンカーンの時代、ずっと昔のことだと思っていた。

あれからかなりの時間が経っているのに、まだアメリカでは、そんなことがまかり通っているのか。と。

Wiki で「セルマの橋」を調べると、「血の日曜日事件は、1965年3月7日に、アメリカの公民権運動中にアラバマ州の都市セルマで起きた流血事件」とある。

かなりの衝撃であった。

既に私は生まれている。リアルな世界での出来事であった。

アメリカに根付く根源的な問題が、そう簡単には解消しないであろう現実に、思い知らされた。

彼らの行進は、白人知事の阻止宣言のもと、州兵やダラス郡保安官達によって、6ブロック進んだだけで止められてしまった。

自由を求める側はもちろんだが、暴動を恐れて鎮圧に翻弄した側にも、それなりの正義はある。

子ども時代にリアルに双方の環境で育った者が、現役世代でまだ活躍中である。

当時、バイデン氏は22歳、トランプ氏は18歳。

ナチスの行進を止めるのに、この先どれほどの勇気ある行動が必要なのか。

忘れてはならない。

エイブラハム・リンカーンは、アメリカ合衆国最初の共和党所属の大統領である。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 既得権益への挑戦 『ワイルドス... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。