
写真1 ⇒の方向に強く冷たいアカギオロシ・カラッカゼが吹く
その風を麦が受け、発芽ゴボウを護り、作土嵐・土埃を防ぐ
ゴボウはホンバ・本葉3枚、うち1枚が大きい(写真4)
麦、ゴボウともに並ぶ方向は南北。写真奥の赤城山は北北西の方向
2015年11月28日15:43。写真2と同じ畑

写真2 2週間後、2015年12月19日11:05
麦は上に横に伸び、ますますゴボウを護り、作土嵐・土埃を防ぐ
ゴボウはホンバ・本葉3枚のうち2枚が大きくなる(写真5)

写真3 畑によっては⇒の方向にアカギオロシ・カラッカゼが吹きつける(注1)
吹き起されたゴボウの葉裏は陽に照らされ萌黄、葉脈はくっきり
萌黄、麦の深緑、天の青、白雲、色模様が好い。2015年12月19日10:34。写真4、写真5と同じ畑


写真4 2015年11月28日 ホンバ・本葉3枚、うち1枚が大きい
写真5 2015年12月19日 ホンバ・本葉3枚、うち2枚が大きい

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2015年11月28日夕暮れ、ダイコン畑で収穫後片付けのBさん(63歳)
次のようにご教示
麦の間のゴボウはニネンゴゴボウと云う
来年7月下旬から盆頃まで収穫するゴボウ
ホンバ・本葉2~3枚で冬を越す間に寒さや霜で枯れる
春さき3月彼岸頃、ホキ出す、生長を始める
しかし、暖かくホンバが4~5枚で冬を越すと「とう立ち」する(注2)
寒さにあい花芽分化して花が咲き、売り物にならない
ゴボウでなく木になって硬くて食えない
今年は11月の温度が高かったのでちょっと危ない
さて、生長した麦をどうするのか
農企業のパートさんとしてネギを収穫していたAさん(65歳・注3)
次のようにご教示
3月、ゴボウの新芽が出る前に、緑肥として作土に混ぜ込む
養蚕が盛んな頃は土埃など立たなかった
桑を抜いてから土埃が立つようになった
ゴボウの葉が枯れている頃、土埃が立つ
そのため、麦を播いてゴボウ畑の土埃を防ぐ、少なくする
さらに、切干し大根「わりぼし」つくりの夫(72歳・注4)は次のようにご教示
ゴボウを傷めないように、麦に除草剤を振るんでしょう
いずれにしてもさらなる聞取りを行なう予定
注1 アカギオロシ・カラッカゼが吹きつけるタイプは、土地改良事業を導入してない地域の畑のように思われる。
注2 ゴボウは特定のステージまで生長して5℃以下の低温に長時間あうと花芽形成が始まり(緑植物体春化型)、
花茎が伸びて花が咲く(「とう立ち」)。その特定ステージについてBさんの知見は本葉4~5枚
注3 弊ブログ2015年12月20日のAさんに同じ。弊ブログ2015年12月25日の5人のうちの一人
注4 弊ブログ2015年12月22日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:群馬県太田市藪塚