写真1 ワセシロ(早生白)を掘り、市場出荷用の段ボール箱に詰めるTさん夫妻
写真2 キタアカリとレッドアンデスのジャガイモ畑
写真3 2008年6月24日のジャガイモ掘り。Tさん夫妻
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2011年6月19日、いつもの定路を歩いていると、ジャガイモ畑にTさん夫妻。ジャガイモを掘り、詰めている(写真1・2)。2008年6月24日(写真3)のジャガイモ掘りの際に話を聞いてから久しい。そこで、何なさってんですかー。(以下、< >は筆者の質問あるいは返答。「 」はTさんのご教示等。( )は筆者の補足)
<こんちわー、久しぶりです>「珍しいねー」
<2年か、3年ぶりですね>「2年ぶりぐりぇーやね」
<これは生協出し>「いや違う。こだわる店」
<違いましたっけ>「こだわる店だ」
<あっ、こだわる店、あー、そうだ、そうだ、失礼しました>「俺、生協関係やってねーから、はっきり言って」
<武蔵野か、どっかの>「いや違う、こだわりの店てゅうか、県内の大きなスーパーだらか、なんかの、市場出しから」
<県内の市場から持って行くんだ、こだわりの店へ>「うん、そうだね」
<これは、なんという品種ですか、メークイン>「わせしゅ(早生種)、ワセシロ」
<早生種>「ワセシロ」
<ワセシロ>「うん」
<あー>「メークインは駄目なんだよ、あのー、カレーか、なんか作るのにはいいけど、水入れて蒸かして食べるのには澱粉が少ないから」
<これ>「いや違う、メークイン、形も崩れんだ、澱粉含有量が少ないから」
<あー、澱粉が少ない>「カレーだの、シチューだの、あーいうものにはいいけどっ、普通、蒸かしてバターだの塗って食べるのには」
<駄目なんだ、メークインは>「えー、ホクホクしないから」
<1、2枚写真撮っていいですか>「あー、どうぞ。今日はどっこら来たの」
<クキ(久喜)>「あー、クキ(久喜市)の反対側に、なんつったっけ、ミヤシロ、ミヤシロマチ(宮代町)」
<ミヤシロマチ(宮代町)>「うん、ミヤシロマチつんだ」
<うん、東にね>「あすこで、俺の友達が、あれやってんだ、なんだ、老人ホームやってんだ」
<あー、そうですか>「ミヤシロマチで、クキ(久喜市)の反対側ね」
<(箱詰めしている畑の)左もそうですか>「品種が違うんです、キタアカリ」
<えー>「キタアカリ」
<キタアカリ>「うん、ちょうどこれ出し終わる頃、出す時期なんで」
<あー、そうか>「うん、同じいっしょに播いても」
<いっしょに播いて違うんだ>「早番、わせと、なかてと違うんだ」
<向こうはキタアカリか>「赤いのまた違うんだ」
<また違うの、赤いのはなんちゅうんですか>「あ、アンデス、レッドアンデスちゅんだ」
<レッドアンデス>「うん」
<いろいろあんだ>「えー、あるよ、今現在20種ぐらい出てんじゃないの」
<20種>「20種ぐらい、一般には、よく売れんのはダンシャクとメークインなんだよ」
<ダンシャクとメークイン>「うん。やっぱー、(ダンシャクとメークインは)品種が古くなっちゃー、病気とかなんかに弱くなってんだよね」
<ダンシャクとメークインはね>「うん、まっ、定番でいう、わかりやすく言えばっ」
<じゃ、また寄らしてください、お世話なります、ありがとうございました>
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年6月19日 撮影地:栃木県下野市