おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ラオス 人民民主共和国 の 水稲苗 取り

2011年07月11日 03時45分54秒 | 農業

写真1 水稲苗は、苗代から抜き取り、まず一握りずつ束ねる。次に数束をまとめる。

写真2 水稲苗の根を洗い、振る。泥水が飛ぶ。

写真3 泥水が顔にかかり、ぬぐう。

写真4 水稲苗取りは女性の担当。犂を使う田起こしは男性の担当。

写真5 水稲苗を取る女性2人は母親と娘の親子か?

写真6 水稲苗を放し飼いの水牛などから守るために、有刺鉄線と枝付き竹で苗代を囲う。


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 ラオス人民民主共和国(以下、ラオスと記す。)の一部地域では、田植えの前に、水牛がスキ(犂)を牽いて田を起こし、次に水牛がマグワ(馬鍬)を牽いて田起こし後の土塊をドロドロに細かく砕く。同時に、田植え苗が準備される。
 母系家族社会のラオスゆえ、写真の水稲苗を取っているのは母親と娘で、犂を使っているのは婚入の、いわゆる婿さんか?
 水稲苗を水牛などから守る枝付き竹に、自然環境を活かし、経済条件に適応する農民の努力と工夫を、ラオスの農耕文化の一端を知る。
 引用・参考文献等:*当ブログ2011年6月25日版・ラオス人民民主共和国の犂と犂耕、*同2011年7月10日版・ラオス人民民主共和国のマグワとシロカキ
 執筆者:有馬洋太郎 撮影者:シスラス ボアカム 撮影年月日:2011年6月19日 撮影地:ラオス・サバナケット県アツサパントング市ドンヘン村
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ラオス 人民民主共和国 の マグワ と シロカキ

2011年07月10日 03時56分16秒 | 農業
写真1 犂で耕起した水田に水を入れ、水牛がマグワを牽き、土塊をドロドロに細かく砕き、田面を均平にして手植えできるように整える。この作業をシロカキ(代掻き)と呼ぶ。

写真2 シロカキを後方から撮る。

写真3 木製のマグワ(馬鍬)。最下部の櫛のような9本の歯で土塊を細かく砕く。


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 ラオス人民民主共和国(以下、ラオスと記す。)のシスラス ボアカム氏が、同国のマグワ(馬鍬・写真3)とシロカキ(代掻き・写真1・2)を撮り送ってくれた。ラオスも機械化が進み、写真のようなマグワとシロカキは少ない。日本では、現在、博物館で見るしかない。
 機械化前の水田は、田植えの前、牛や馬に牽かせた犂で耕し起こした土塊でいっぱい。そこに水を入れ、土塊を牛や馬に牽かせたマグワでドロドロに細かく砕き、田面を均し平にして、水が万遍なく行き亘り、手植えしやすいように整えられる。
 引用・参考文献等:当ブログ2011年6月25日版・ラオス人民民主共和国の犂と犂耕
 執筆者:有馬洋太郎 撮影者:シスラス ボアカム氏 撮影年月日:2011年6月19日 撮影地:ラオス・サバナケット県アツサパントング市ドンヘン村
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何 なさってんですか  エダマメ 播き に 向けて 耕してる

2011年07月09日 04時40分44秒 | 農業

写真1 石灰を振り耕す

写真2 Uターン中


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 2011年6月4日、石田川右岸のネギ植え中の農民の取材を終え、さらに右岸を矢太神水源へ歩いていると、白い帯状の耕土をトラクターで耕しいる農民(写真1・写真2)が目に入る。近づき、見ていると、トラクターを止めてくださる。何なさってんですか。(以下、< >は筆者の質問あるいは返答。「 」は男性農民のご教示。)
<すいません、仕事じゃまして、これは、今、どうゆう作業なさってんですか>「え、えっ」
 <これは、どゆう作業なさってんですか>「エダマメ播くにさ、耕してほれ、やっこくしてほれ、雨が降ったから固まってるからほれ、で、エダマメ播くんにほれ、耕してほれ」
 <エダマメ播く>「えー」
 <この白い粒はなんですか>「これ、ハトにやられねよに、石灰振った」
 <あっ、ハトにやられないように>「ハトは芽が出たときさ、食べる」
 <食べますね>「えー、そ、石灰振ると、ハトがたまげて来なくなる」
 <これは、前は、なにが植わってたんですか>「ネギがあった」
 <ネギがあった>「あー」
 <じゃ、ネギ植えて、エダマメ植えて、そのあと(後)はなに植えるんですか>「ちょっと冬だから、あかしといて、で、来年のほら、多く、フルに使っちゃうとさ、人間とおんなじ、くたびれちゃう、ジベタもね、だから、休ませるんさ」
 <休ませる>「ちんぐはぐ、ふたっつあれば、こっちを作って、こっちを休ましといて」
 <この前は、なんでしたったけ、ネギ>「えー」
 <そして、エダマメ>「えー」
 <来年は休ましといて、来年は何も作らない>「休ませといて、今度はほれ、水かけといて、土壌消毒の替わり」
 <はあー、水かけて消毒して>「うん、いったんほれ、なんだ、そのー」
 <うん>「流剤だ、そんなんもの、1函1万3千円ぐりぇするんさ」
 <うん>「それ、1反に対して2つか、3つ使わなくちゃなんねえんだ、だから、それにゃ、3万5千ぐらいかかっちゃうから」
 <うん>「水だら、ただだー」
 <ただねー>「夏はねー」
 <じゃー、来年の夏は水かけて土壌消毒して>「土壌消毒してあるから、なに播いてもいいが」
 <あー、じゃー、来年の秋ぐらい、なに播くんですか>「だから、ネギかさー」
 <うん>「あー、ネギか、エダマメよ」
 <あー、なーるほど、あー、そうですか、ここは麦は作らないの、今度は>「作らない。作るウチもあるよ」
 <ひと(人)によって違うんだ>「あー、あー」
 <わたしゃ23年生まれですが、旦那さん何年生まれですか>「昭和9年」
 <若いですね>「昭和9年8月15日はー、77なるんだよ、あっというまねー、人生はね。23年かい」
 <えー>「あー、うんじゃ、64ぐりぇ」
 <63なった、満の>「あー、64、わかげ(若気)だねー」
 引用・参考文献等:当ブログ2011年6月30日版・何なさってんですか ネギ植えしてる
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年6月4日 撮影地:群馬県太田市
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キュウリ・ブロッコリー・ジャガイモ・トマトを収穫 <我が家の菜園3>

2011年07月08日 00時00分00秒 | 家庭菜園

写真1 キュウリを毎日のように食べてます。


写真2 大玉トマト 摘果してません。


写真3 ブロッコリー。アオムシを手でつぶして収穫にこぎつける。


写真4 今年のジャガイモは不作。写真はキタアカリ。とれたのは重量で種芋の約10倍。例年は20~25倍


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 我が家の菜園には、6月中旬、15品種の野菜。
 そのうち、次の5品種を6月下旬から賞味中。
  キュウリ、ブロッコリー、大玉トマト(摘果してないので中玉)、ジャガイモ(キタアカリ・ダンシャク)。 
 ジャガイモ不作について、妻曰く、“肥料不足なの”

 引用・参考文献等:弊ブログ2011年06月14日
 執筆者:有馬洋太郎 撮影者:妻 撮影年月日:2011年06月21日 撮影地:埼玉県久喜市
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紫を発光する中型の蝶  コムラサキ

2011年07月07日 00時00分00秒 | 昆虫

写真1 2頭のコムラサキのうち、左の個体は翅表の面が紫色に光るので雄。カナブンといっしょに樹液を吸っている。


写真2 右の翅を開いたコムラサキは、翅表の面が紫色に光らないので雌


写真3 翅を閉じ翅裏を見せる2頭のコムラサキ。写真1~写真3の左右の2頭はそれぞれ同一個体


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 本種・コムラサキは南西諸島を除く日本各地に生息する中型の蝶
 雄の翅表の面は紫色に光る
 これが和名の由来
 雌は光らない
 雄は個体数が多く、雌は少ない

 年2回(6月中旬・8月)発生し、地域によっては3回発生する
 雄、雌ともに、花の蜜を吸うのは少なく、樹液、糞、熟果などに集まる
 午後から夕方にかけ、陽のあたる樹上などで活発に活動する

 写真の2頭も、夏の夕方6時10分~26分に、用水路脇の陽あたりのよい樹幹でカナブンといっしょに樹液を吸っていた
 2頭ともに淡黄の口吻をのばし、翅を広げてカナブンを威嚇?
 しかし、効き目が無かったのか、左の個体は飛び去る

 学名:Apatura metis タテハチョウ科
 引用・参考文献等:*HP『軽井沢の蝶』 *Website『フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」日本語版』(最終更新2008年11月16日19:07、同2011年3月12日22:20)
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年07月03日 撮影地:埼玉県久喜市・弦代公園
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