おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに、なさってんですか  モグラ 穴 を塞いでます

2011年07月06日 00時00分00秒 | 農業

写真1 モグラ穴からの漏水、驚き

写真2 土入り白袋を右手で押さえ、モグラ穴を塞ぐ。ブロック壁の基部にも土入り袋
写真3 どーしたものか、こんなにモグラ穴が多くて、と穴を塞ぐおばーちゃん。ブロック壁の基部に土入りビニール袋が並ぶ。

人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。

 水田の畦・土手から漏水している(写真1)。
 モグラが開けた穴から水漏れ。聞いてはいたが、初めて見る、尋常でない。
 しばらく歩いていると、リクデン(陸田)で作業中の女性と男性。
 近づき、なに、なさってんですか。次のよう。
   今年(2007)は暖かく、モグラの活動が活発で困っている。
   息子さんが、モグラ穴からの水漏れを防ぐために、土を入れたビニール製肥料袋を使い穴を塞いでいる(写真2)。
   おばーちゃんも穴塞ぎ(写真3)。
   モグラはブロック製の壁・土留の基部から潜り込み、上の水田に出る。
   それゆえ、ブロック製の壁・土留の基部と水田の穴に土入りビニール製肥料袋を置き、上と下から塞ぐ。
 水漏れモグラ穴を見ると、農家の皆様の朝晩の田んぼ見回りを理解できる。

 引用・参考文献等:当ブログ2011年7年3日版・ノラマワリ 高齢者の午前、午後の仕事
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2007年7月15日 撮影地:埼玉県久喜市

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イチゴハウスは水浸し  湛水防除

2011年07月05日 00時00分00秒 | 農業

写真1 イチゴハウスに湛水。水で有害線虫防除などを行ないトチオトメを連作


写真2 用水路から水をひき、イチゴハウスがたつ圃場全面に湛水


写真3 湛水の前に、イチゴの枯茎などを除去し、根を切る。写真は断根前のハウス


写真4 当地は干瓢の一大産地。全面湛水のイチゴハウス圃場の隣りにはユウガオが伸びている


写真5 イチゴハウス内のイチゴ栽培土壌だけに湛水。写真1~写真4と違うタイプ


人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。

 水浸しハウス(写真1・写真2・写真4)を見たのは降雨の翌日(2008年06月24日)
 水はけが悪く、大変なことになったのではと思う
 しかし、よーく見ると、用水路から取水している(写真2)、ひと安心

 後日(2008年11月21日)、ハウスの持ち主、石嶋さんに伺う、次のよう
   水田は水をはり、連作する
   だから、イチゴハウスでも良いはずだと思い実施している
 なーるほど、納得
 東北地方太平洋沖地震の津波による水田塩害に対し、湛水除塩が試みられている
 石嶋さんは圃場全面に湛水
 Dさんは写真5のようにハウス内だけ湛水
 
 さて、石嶋さんは、弊ブログ2011年06月21日に紹介した「昆虫や魚に興味をもつ、まーくん」の父親
 伺った日は、写真3のようにイチゴの枯茎などを既に除去し、断根を待つ状態
 近日中に湛水
 このブログを書いている本日2011年07月03日は湛水を終えているであろう、伺えず残念

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真2・写真4;2008年06月24日、写真3・写真5;2011年06月19日
 撮影地:栃木県下野市、同県上三川町
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マタタビ 白い葉が印象に残る

2011年07月04日 00時00分00秒 | 植物

写真1 白化・白化粧したマタタビの葉。左上に、5枚の白い花弁と葯が黄色のおしべが見える。この花が、めしべをもつ両性花(両性株)か、おしべだけの雄花(雄株)かは不明

写真2 蔓状枝は他の植物に、巻き付かず、垂れ下がる。

写真3 なめがわ(行川)右岸の河崖段丘に白化・白化粧したマタタビの葉。雨中に鮮やかだった。

写真4 マタタビの葉色は緑⇒白⇒緑と変化する。白化・白化粧は、葉の先端から始まり、葉柄部へ進行? ①⇒⑤へ順に進行? 


人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。

 本種・マタタビは蔓状の枝をもつ落葉植物。花をつける蔓状枝の先端部の葉は、梅雨時6月、7月に白化・白化粧し、花をつける。めしべだけの雌株、おしべだけの雄株、両性株がある。
 本種はネコをはじめネコ科動物に恍惚感を持たせる。
 葉の白化について、本種は葉の先端部から始まり葉柄部へ進行するのに対し、ハンゲショウは逆に葉柄部から白化する?
 キウイフルーツは同じマタタビ科。
 学名:Actinidia polygama マタタビ科
 引用・参考文献等:*岡山理科大学総合情報学部植物生態研究室(波田研)HP *当2011年7月2日版・ブログ白化粧のハンゲショウ <渡良瀬遊水地の草花8>
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真2・写真4;2008年6月2日、写真3;2011年6月18日 撮影地:写真1・写真2・写真4;宇都宮市宮山田町、写真3;日光市小代
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノラマワリ  高齢者の午前午後の仕事

2011年07月03日 00時00分00秒 | 農業

写真1 午後のノラマワリ、自家の田んぼを自転車から見つつ3枚目の田んぼへ向かうSさん


写真2 3枚目の田んぼに着き、腰をおろそうとするSさん

 
写真3 腰をおろし、水稲の生育や水ぐあいなどを確かめるSさん
     その後、4枚目へ向かう。筆者が知る水稲作付け田は6枚ある


人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。

 今7月2日8時過ぎ、防災無線拡声機から「行方不明者は無事保護されました、ありがとうございました」の声
 近年、このような行方不明高齢者の探索・発見御礼のアナウンスが多い

 さて、わが国の農業・農村を支えてきた昭和1桁生まれの過半は80歳を超える
 昭和3年(1928)生まれのSさんも83歳
 日々の農作業を伺うと次のように教えてくだる
 以下、< >は筆者の質問。他はSさんのご教示 
   <今、農作業は、どゆ作業が中心ですか> そうですね、仕事は別にないですから、
    毎日自転車で午前中と午後、ま、ノラマワリ(野良廻り)をしているとゆうような状況です
    ま、農家の中には、田植えも終わって、も、仕事とゆう仕事はほとんどなくて、ま、楽しくすごしてる時季です
   <カンピョウムキは、来月の7月なかばごろからですか> そーですね、ま、いつもならば7月の末からですが、
    なにか、ここ寒いような、朝晩ね
   <しかし、お元気で、なによりですね> えー、そーじゃないですよ
   <おいくつになられた、はちじゅー(80歳)> え、ま、歳もまっ、昭和初期生まれとゆうことで、
    ま、みなさんに、丈夫ですなと言われることが、ひとつ寂しいとゆうことです
   <現役ですね、若いもんには負けないと> いや、空気を吸ってるだけで、
    毎日、自転車で午前中と午後、それが日課の仕事ですね
   <野良まわり、田んぼ見まわりですか> え、なにも仕事がないから、ただ楽しい日々をすごすとゆうことです
    もー、とし(歳)をとるとねー


 謝辞:ご自宅庭の木蔭でご教示くださったSさんに感謝します
 引用・参考文献等:弊ブログ2011年06月08日07月01日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年06月19日 撮影地:栃木県下野市
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白化粧のハンゲショウ <渡良瀬遊水地の草花8>

2011年07月02日 06時56分32秒 | 植物

写真1 葉の大部分を白く化粧するハンゲショウ


写真2 花に近い葉だけ白化粧のハンゲショウ


人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。

 今日は半夏生
 この名の植物が写真1・写真2のようなハンゲショウ
 写真の個体は、渡良瀬遊水地の管理道路から少々入ったヨシ原にまばらに自生
 和名は、半夏生の頃に白い葉をつけること、あるいは葉の半分以上が化粧することに由来

 本種は湿地や水辺などに群生する多年草
 茎は直立して高さ60~100㎝
 6月後半~8月、分枝した茎の先端に長さ10~15㎝のクリーム色の花(花序)をつける
 花の近くにつく葉は下半分からほぼ全体が白色
 これが本種の大きな特徴
 学名:Saururus chinensis ドクダミ科
 
 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』558頁(株式会社山と渓谷社・1983) *岡山理科大学総合情報学部植物生態研究室(波田研)HP 
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年07月05日 撮影地:栃木市・渡良瀬遊水地
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする