おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

北海道 秋播き小麦の稈(わら)ロール造り

2012年09月15日 00時00分00秒 | 農業

写真1 レーキを付けた青色トラクター ロールベーラーを付けた赤色トラクター 小麦稈を処理中


写真2 連携・分担して小麦稈を処理するトラクター2台(写真1と同じ) 周りはジャガイモ畑


写真3 畑のロールケーキ 円柱状に圧縮・成型された小麦稈のロールベール


写真4 バス車窓から見る小麦稈ロールベール 広大な農地 北海道らしい


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 8月上旬、筆者がICA研修員といっしょに訪ねた北海道の南部と中央部の農村。そこの秋播き小麦跡では2種類のトラクターが駆けていた。
 一つは、天日乾燥を終えた小麦稈(こむぎわら)を1列に集めるレーキ(テッダーレーキ)を付けたトラクター(写真1・写真2)。
 二つは、その小麦稈を拾い、円柱状に圧縮・成型するロールべーラーを付けたトラクター(写真1・写真2)。なお、ベーラーには角型・直方体に圧縮・成型するスクエアベーラーもある。
 圧縮・成型された小麦稈(写真3・写真4)の多くは、和牛や乳牛などの下に敷く稈として、稈マットとして使われる。
 さて、茶色の小麦跡の周りはジャガイモ、デントコーン、ビート(砂糖大根)、アスパラガスなど緑色の畑。都府県に多い緑一色と違う。この茶と緑は、8月上旬における北海道の農彩。

 引用・参考文献等:当ブログ2012年09月03日同月05日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1~写真3;2012年08月08日 写真4;同月09日 撮影地:写真1~写真3;北海道虻田郡倶知安町 写真4;恵庭市

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兵どもの夢の跡 今は遊水地

2012年09月14日 01時49分46秒 | 景観

写真1 高館から望む北上川、同左岸小堤、束稲山々裾へ広がる水田(第2遊水地)、束稲山


写真2 写真の下から順に、湾曲する北上川の周囲堤(本堤)、北上川本流、同左岸の小堤、遊水地


写真3 湾曲するのは北上川の周囲堤(本堤)、左は国道4号バイパス、その左に衣川の周囲堤と東北本線の跨川橋


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 2012年9月2日、妻と2人、世界遺産中尊寺を拝観した後、高館(たかだち・標高67mの小丘陵)に上がる。眼下に北上川、衣川、ならびに両川の堤防、国道バイパス等。
 当丘陵は源義経主従の最期の地。文治5年閏4月30日(1189年6月15日)、奥州藤原氏4代泰衡の軍勢に襲撃されて散った。
 500年後の元禄2年5月13日(1689年6月29日)、俳聖芭蕉は門人曽良と当丘陵に上がり、次の名句を詠む。
   夏草や兵共が夢の跡
 俳聖芭蕉の作句から323年後の2012年、高館眼下の夏草の地、夢の跡は北上川や衣川の水害を防ぐ堤防の内や外あるいは遊水地の一部となっている。
 そもそも当地域は古来たびたび水害に襲われた。そのため、昭和47年度(1972)から国の「北上川上流直轄河川改修事業〔一関遊水地」が実施され、堤防等を整備中。
 写真1にみる北上川左岸から束稲山(たばしねやま)の山裾に広がる水田は第2遊水地(470ha)の一部。この遊水地は、大規模洪水時に貯水する田畑であり、中小洪水時には北上川左岸に整備された小堤で守られる。
 写真2及び写真3にみる北上川右岸及び衣川両岸の堤は、大規模洪水の際、遊水地に貯水するとともに市街地を洪水から守る周囲堤(本堤)。
 義経自害から820年余の歴史に想いを馳せた高館からの眺望でした。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年09月02日 撮影地:岩手県平泉町高館
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人間も自然界の一部と認識させたクロヒカゲ

2012年09月13日 00時00分00秒 | 昆虫

写真1 蝶クロヒカゲが止まっています お探しください


写真2 写真1の止まっているクロヒカゲを拡大


写真3 筆者のズボンに止まるクロヒカゲ


写真4 ズボンに止まるクロヒカゲを拡大


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 このブログにアクセスの皆様、写真1にクロヒカゲという名の牒が止まっています。お探しください。
 本種クロヒカゲの体色は、生きるために周りの色とさほど変わらず、いわゆる保護色になっています。
 本種個体が飛び、止まっているのは毛越寺境内林の中、日陰。まさに、名のとおり、薄暗い淡黒の日陰を生息域とする本種。
 筆者が、本種個体を撮るため、毛越寺境内林の中、歩を止めて静かに立っていると、ズボンに飛来して止まる(写真3)。
 考えるに、本種個体にとって、筆者も草木や石と同じく生息域を形成する要素の一つ。すなわち、われわれ人間も自然界の一部に過ぎない。
 この世が、クロヒカゲにも、人間にも極楽浄土でありますように!!
 なお、写真の個体は同一。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年09月03日 撮影地:岩手県平泉町・毛越寺
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8月上旬 札幌の夜 炭火の横で杯を重ねる

2012年09月12日 00時00分00秒 | 日記

写真1 店外のテント 炭火で暖をとりつつ飲食


写真2 店内のみならず 右の店外テントも満席 このテントで我々は飲食


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 2012年7月30日から1週間ほど、長崎市、諫早市、島原市、南島原市、大村市においてJICA研修員が農業普及事業に係る現地研修を受けた。長崎県農林部農政課をはじめご支援、ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
 同じくJICA研修員の農業普及事業に係る現地研修は、8月6日から1週間ほど、北海道農政部技術普及課をはじめ北海道農業普及事業に係る関係部署の皆様のご支援、ご協力により実施された。御礼申し上げます。
 さて、30℃を超す暑い長崎から、8月6日からは涼しい北海道、札幌。
 6日、夕食のため、研修監理員の早川氏、T氏と3人で焼き鳥屋に入る(写真2)。店内は満席。仕方なく、店外付設のテント席を確保。座ったものの涼しい、いや寒い。防寒用の毛布が置いてある。なーるほど、納得。
 ビールを飲むには、ちと気がひける。しかし、いつもの習い、まずはビールで円滑な研修を願い乾杯。
 テントの下は、我々3人の他に家族連れ4人、若い男女4人グループ。女性の中には、備え付けの毛布を腰に巻く人、肩から背にかける人がいる。
 さらに、寒さを防ぐために、炭火が出され(写真1)、飲食を終える頃にはストーブも出された。
 帰京後聞くと、東京や埼玉も涼しかったとか。

 引用・参考文献等:当ブログ2012年08月10日同月26日
 執筆:有馬洋太郎 撮影者:早川宗仁 撮影年月日:2012年08月06日 撮影地:札幌市白石区
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天鷹酒造・めだかの会 稲刈り

2012年09月11日 01時37分12秒 | 諸活動

写真1 各人のペースで手刈り


写真2 筆者は写真を撮りながらの手刈りゆえ、ペースは一番遅い。右端に残る稲を分担


写真3 天鷹酒造株式会社の案内板・杉玉


写真4 社長さんの挨拶


写真5 刈取りを待つ稲


写真6 短時間で刈り取り、脱穀した籾を吐き出す自脱コンバイン。機械と人力の差を見せつけられる参加者


写真7 自脱コンバインで短く切られた稲稈を蹴散らす


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 筆者は、今年も、天鷹酒造(写真3)と「めだかの会」による稲刈りに参加。工場・事務所前で説明等を受け(写真4)、田んぼへ。
 今年2012年5月20日に手で植えた稲(当ブログ2012年05月21日アップ。)は順調に伸びて9月9日収穫を迎えた(写真5)。
 管理者のKさんによると、今年は気温が高かっただけで、台風は来ず良かった。
 さて、自脱コンバイン(写真6。以下、コンバインと記す。)が田んぼを3周して畦脇を刈り、残りを14人ほどが一列に並び、3条ずつ手刈りして積み重ねる(写真1・2)。
 さらに、並んだ脇を、すなわち残り稲の一部を、コンバインが刈り取り、参加者の負担を軽減。
 初めの3条を刈り終えた人は、次にコンバインの刈残り稲を手刈り。
 積み重ねられた手刈り稲をコンバインへ運び脱穀。
 最後に、コンバインで短く切り出され、うず高くなった稲稈を足で蹴散らして均し、秋の耕紜を容易にする(写真7)。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年09月09日 撮影地:栃木県大田原市(旧湯津上村)蛭野
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