西洋医学と東洋医学の両方を修得している先生のセミナーに行ってまいりました。
素晴らしいセミナーで学ぶことがたくさんありましたので、そのレポートは後ほど復習がてら書きたいと思いますが、私はがんや他の病気と闘うには西洋医学だけではなく、色々な方法の良いところを組み合わせて行うのが有効ではないかと思いますので、それについて先に少し書いてみたいと思います。
あくまでも私の考えで全ての人に有効かはわかりませんが、ご参考までにしていただけたら幸いです。
夫は2014年12月に脇のしこりが気になって病院に行き、悪性リンパ腫ステージ4と診断されました。
骨髄にまで転移しており、もう絶体絶命だと思いました。
過去に詳しいことを書いておりますので、その都度リンクを貼っていきますね。気になるところはピンク色のところをクリックしてリンクに飛んでくださいね。
悪性リンパ腫について
すぐに色々調べ、厳格な食事療法をはじめました。
ゲルソン食事療法との出会い
ゲルソン食事療法とは
にんじん・りんごジュース
にんじん・りんごジュースの作り方
ですが、もうここまでいってしまうと食事を変えただけでは追いつきません。
抗がん剤は良くないというイメージがありますが、悪性リンパ腫は血液のがんであり、手術で患部を取り除くことができないため抗がん剤がとても有効です。
【悪性リンパ腫】夫の抗がん剤治療について
夫も抗がん剤をすることにしましたが、抗がん剤はがん細胞をやっつけてくれますが、元気な細胞までやられてしまいます。
西洋医学は、悪いところを劇的に治すことができますけれど、そこまでですね。
弱った体を回復させる、そして病気になった体質を変えてくれることまでしてくれません。
そこで東洋医学の出番です。
生薬を煎じて飲む漢方で、体の免疫を上げ、体質改善をすることにしました。
漢方について
RーCHOPを6クール、リツキサンを4クール行いましたが、おかげで1度も免疫が下がることなく行うことができました。
今も漢方は毎日煎じて飲むようにしています。
また免疫を下げないためはもちろん、抗がん剤のダメージを減らすために自然療法なども取り入れました。
抗がん剤の副作用を減らすためにしていること
抗がん剤を体から抜くためにしていること
自然療法や民間療法は、西洋医学などを一切受け入れずそれだけに頼ろうとするのは危険だと思いますが、うまく自分に合ったものや必要なものを取り入れるのはとても良いのではないかと思います。
昔から伝わる方法はそれなりに根拠があり、効果があるのではないかと思ってます。
なんとか治療も無事終了しがん細胞は一時的に消えましたが、それは抗がん剤で抑えているだけで、またいつ再発するかわかりません。
病気になったということは、病気になる生活、食事、性格etcをしていたからで、また同じことをしていたら必ずまた病気になります。
ダイエットに例えるとわかりやすいのですが、太っている人ががんばってダイエットをして痩せたとしても、元の食事や生活に戻したらまた太ってしまいますね。
自分がなぜ病気になったのか、考える必要があります。
がんになった原因を私なりに考察しました
上の記事では食事について触れていますが、ストレスも重要で、仕事、生活、性格も関係しているのではないかと思います。
きちんとした食事をして、適度な運動もして、健康に気をつけている真面目な人が病気になり、「なぜあの人が病気に?」ということがありますが、それは真面目すぎる性格のゆえストレスを溜め込んでいたりするようです。
いくら良い治療をしても、元の生活や性格でいる限りまた同じことが起こると思うし、そうなったらもっと大変になりますね。
太ってしまってから痩せるより、太らないように気をつける方が楽なのと一緒で、病気になってから治すより病気にならないようにする方が楽なのです。
ですが、なかなか病気になってからじゃないとそれに気がつかないものですね。
でも病気になって気づいたのだから、食事・仕事・生活・性格などを変えていかなければなりません。
そうは言ってもこれがなかなか難しいことなのです。
お父さんは一家の大黒柱として働かなくてはいけないし、お母さんは自分のことより子どものこと、家族のこと、家のことを一番に考えてしまいます。
でも病気になったからには、仕事や家族も大事ですが少し甘えて周囲に助けてもらい、ストレスを溜めないよう、そして体に負担がかからないよう、仕事のやり方や生活のあり方を変える必要があるのではないかと思います。
そうするとみんなに迷惑がかかると思いがちですが、意外と周りの方は助けるために何か手助けできないかと思っていたりするものです。
甘えてお願いすることは、自分のためだけではなく周りの方にとっても嬉しいことであるのかもしれません。
病気になったのには何か原因があるし、病気を治すのも自分です。
病院に行って治療すれば治るわけではなく、自分の体は自分で治さなくてはなくてはなりません。
自然治癒力といって、人間も動物も昆虫も植物も、自分の体を自分で治す力を持っています。
その力を最大限に活かすために、西洋医学、東洋医学、食事療法、自然療法の良いところを上手く取り入れられたら効果的ですね。
そして一番は、ストレスを溜めないことが大事です。
どんなに体に良いことをしていても、眉間にしわを寄せ、こうしなければいけない、こうしたらいけない。。。なんてやっていたら元も子もないですね。
好きなことをする、楽しいことを考える。
深刻な病気で死を目の前にしたら、なかなかそうもいかないと思います。
健康だから言えるのよと思うかもしれません。
その通りではありますが、いくら健康で元気でも今この一瞬に事故で命を落とすかもしれない。
災害が多い昨今、自分だけが例外ではありません。
そう考えたら、がんというのは一瞬で命がなくならないだけ、治せる猶予期間があると思うことにしています。
もうダメだと思ったらおしまいですが、絶対治すというイメージを湧かせるのも大事ですね。
2人に1人はがんになると言われている現代、私もいつがんになるかわかりませんし(気づいていないだけでもうがんかもしれないし)、体に良いことばかりしているわけでもありません。
病気にならないように気をつけることは大切ですが、病気になってしまってもやれることはたくさんあります。
今回一泊二日のセミナーで色々学んできましたので、またご紹介させていただきたいと思います。
なんだか偉そうにつらつらと長々書いてしまいましたが、最近私が思うところです。
このブログの読者の方がカッキーライド2018以降、がんの患者様やそのご家族の方がぐんと増えているので、少しでもご参考になればと思い書いて見ました。
全ての方に当てはまるわけではないですし、私は医者でも仙人でもないので正しいとも言い切れませんが、きっと今がんで苦しんでいる方々は藁をもすがる思いで情報が欲しいということは、私も身をもって知っています。
夫ががんの宣告を受け3年と9ヶ月になりますが、骨髄まで転移しているステージ4の悪性リンパ腫だった夫がなんとかリングに上がれるまでに復活しているので、少しは皆様の希望の光になれているのではないでしょうか。
多くの皆様に応援していただきここまでこれましたので、多くの皆様に恩返しをしたいところですが、私ができる恩返しというのは、今苦しんでいる方々の少しでも力になることだと思っています。
私たちが経験したことをお話しすることで、少しでも参考になれば幸いです。
今後も再発という恐怖からは逃れられませんし、まだまだ闘いは続きます。
これからも良いと思うものは積極的に取り入れ、ストレスを溜めないような生活を心がけ、がんと上手く付き合っていけたらと思っています。
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