全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

続 アイシンのサービス残業のドキュメント

2006年10月14日 22時03分29秒 | アイシン精機
全トヨタ労働組合は10月8日 赤旗新聞報道にあったアイシン精機(株)新川工場の『サービス残業』の訴えについて当初から職場の労働者の相談を受けていました。今日までの約3ヶ月間の職場の取り組みを取材してきましたので紹介します。

7月14日(金)アイシン労働者有志が刈谷労基署を訪問。
        お盆すぎに調査に入るとの回答。

8月23日(水)『サービス残業』があったようだと職場で噂になり
        会社は夜のパトロールをやりだした。

9月8日(金)アイシン組合員有志がアイシン労組委員長へ
        『サービス残業』をなくす申し入れをする。
申し入れ文詳細下記

アイシン精機労働組合 執行委員長 伊藤尚敏様

アイシン新川工場労働者より訴えがありました。生産が忙しい上に人員不足で決められた残業時間ではとても仕事が終わらず帰れません。
妻からも『会社にいる時間が長いのに、お給料には全然入ってこないのね』と言われ続けています。同僚の中には、体調を崩した人も何人かいます。『助けてください。お願いします。』と書いてありました。
『サービス残業』は新川工場の問題だけでなく、全工場におよんでいると思います。健康で安心して働きやすい職場にするためにぜひとも 『サービス残業』をなくしてください。

1.『サービス残業』をなくすこと。
2.残業した分はすべて賃金を支払うこと。
3.生産に合う人員を入れること。
4.全工場に各門に『カードリーダー装置』を設置すること。
2006年9月8日 アイシン組合員有志

9月10日(日)アイシン出身の市会議員に同文章を申し入れ 市民が困っている、力を貸してほしいと要請する。

9月15(金)アイシン労働者有志が刈谷労基署を訪問し回答を求める。

10月5日(木)アイシン労組に申し入れの回答を求める。書記長応対し『サービス残業』があったと認識していると回答。

以上今日までの職場の労働者の粘り強い取り組みのドキュメントでした。
全トヨタ労働組合 西三河通信員

しかし今日になっても、アイシン精機、アイシン労組の双方からも何のコメントもありませんので、全トヨタ労働組合として秋の団交で調査を求め会社の社会的責任を問うことにしています。
コメント (1)
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欧州でのトヨタ車の躍進

2006年10月14日 06時41分16秒 | Weblog

従来は「陥没地帯」であったからこそ、欧州でのトヨタ車の躍進が目につきます。
ロイター配信記事によれば、一方で、日産自動車<7201.T>と仏ルノー<RENA.PA>は大きく落ち込んだことも報道されています。EUも大きな市場であり、この先さらに攻勢を強めることが予想されます。ただし、すんなりと北米のように受容されるかは疑問です。

以下転載
9月の欧州新車登録台数、トヨタは2ケタの伸び=ACEA

 [フランクフルト 13日 ロイター] 欧州自動車工業会(ACEA)が13日発表した9月の欧州新車登録台数は、前年比2.6%減となり、4カ月連続の前年割れとなった。伊フィアット<FIA.MI>とトヨタ自動車<7203.T>が再び2ケタの伸び率を達成した一方で、日産自動車<7201.T>と仏ルノー<RENA.PA>は大きく落ち込んだ。
 9月の総登録台数は140万台。2005年9月より営業日数が1日少なかったことも前年割れの一因という。2006年1─9月の登録台数は、前年比0.1%増にとどまった。
 欧州の一部では、燃料価格の高騰や金利上昇による買い控えが見られた。
 こうした状況に対応する策の一つが、新モデルの投入を続けることで、その点でフィアットは成果をあげた。
 フィアットの新車登録台数は、グループで前年比14.6%増、フィアット本体が同19.3%増、アルファ・ロメオ部門が10.4%だった。
 トヨタは、グループで12.1%増。トヨタブランドが9.9%増。
 ルノーグループは14.2%減。
 日産自動車は、新モデル不足が響き26.2%減。市場シェアは、前年同月の3.2%から2.4%に縮小した。
 ホンダ<7267.T>は、6%増と年初からの好調を維持。マツダ<7261.T>も5.1%増となった。
 ※原文参照番号 [nL1391949](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nL1391949]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)
(ロイター) - 10月13日17時22分更新
以上
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ハイブリッド車、北米で初生産―トヨタ

2006年10月14日 06時33分03秒 | Weblog

トヨタ自動車はハイブリッド車、北米のケンタッキー州の工場ではじめて生産をおこないました。車種はハイブリッド型の中型セダン「カムリ」です。国外でのハイブリッド車の生産は中国・長春にある第一汽車集団との合弁工場に次いで2カ所目になり、北米(含むカナダ)では初めてのことになります。
 必ずしもハイブリッドだけにこだわるわけではないようですが、今後のトヨタの世界戦略のあり方を考察する上で、成否は重要な意味をもちます。また、世界の違う地域への展開も予想されます。

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