先ほどの トサミズキは 「ミズキ」が付くのに ミズキ科ではなく マンサク科でした。
今度のサンシュユは ミズキは付かないけれど ミズキ科です。
つい先日もサンシュユの花はアップしましたが、今日はもう少し近づいてみたいと思います。
とはいえ、まず全体を。これは 安城デンパークのセイヨウサンシュユです。
セイヨウサンシュユと(シナ?)サンシュユのちがいは 花を見ただけでは(少なくとも素人の私には)分かりません。
サンシュユ(山茱萸)は中国名を音読みしたもので、「茱萸」はグミのことだから、山茱萸とは「山グミ」のこと。(←前回話題にしました)
それから 山茱萸のことを 「サンシュウ」と呼ぶ人がいますが、なぜなのか?これも分かりません (´v_v`)
とにかくサンシュユは 一つの花は小さいですが、たくさん集まって咲きます。
総苞片(一つの花のときは 萼 にあたるもの。たくさんの小花を纏めて包んでいるので「総苞」といいます)から たくさんの小花を咲かせます。
小花を横から見ると、長い花柄の先に咲いているのが分かります。
春の黄色い花を咲かせるよく似た木に クスノキ科のダンコウバイというのがあります。この花序も花序柄(総苞片と枝の間)はありませんが小花は花柄の先に付いています。
近づいてもっとよく見たかったのは サンシュユの 蜜です。
花柱と雄しべの付け根の間が盛り上がっていて、蜜を分泌しています。
どの小花もちょうど同じくらいの量の蜜を分泌しているようです。
蜜の中から めしべの花柱がひょろっと立ち上がっています。蜜に支えられているようです。