アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ベニバスモモ、ニホンナシ - デンパーク

2021-03-18 18:10:25 | みんなの花図鑑
ベニバスモモ

早いですねぇ
サクラが10日も早く咲きだしたと言ってたら、ベニバスモモも同時です!




サクラの花によく似ていて 開花時期も似ているので、まんぜんと園内を散策している人たちは「桜が咲いてるよ」と歓声を上げてます (´v_v`)




学名:Prunus cerasifera var. atropurpurea
別名:アカバザクラ(赤葉桜)、ベニスモモ(紅李)




ベニバスモモはデンパーク園内にたくさんあります。花の時期になると 「ほ~ ここにも!」とあちこちで花を観賞できるのがうれしいです。




葉っぱが紅色なのですが、おしべの葯も紅色だったりして (^^)/




雄しべ多数、めしべ1本。
おいしそうな果実(プラム)がなりますよ





ニホンナシ ’八達’

デンパークのナシ園(ナシばかり植えてある通りがあります)で、一番早く咲いていました(他の品種はまだつぼみ)
スモモに比べると、おしべの葯の大きいこと。



花びらは、5枚~7枚が普通です。



ナシの花は 葉とともに展開します。



花蕊は 赤いのが 雄しべの葯、白い花粉を出すようです。出し終わると黒くなるようです。



頭に何もついてないのがめしべ。
この花びらは 変わっています。縁がギザギザになってるのがあります。



横から見た 花。 こうしてみると めしべ(中心の黄色い3本)のほうが 雄しべよりも背が高いですね

産地直送・八達梨(ハッタツなし)
特筆すべきはその“香り”。
「完熟した時に放つ香り」が、なんとも印象的な美味梨です。(通販サイトのコピーより)




アンズ系ウメ、アンズ系?スモモ - 赤い萼

2021-03-18 09:39:23 | みんなの花図鑑
アンズ系ウメ

3月11日、愛知県緑化センター近くの畑で咲いていたウメ?です。なぜこのウメ?を撮ったのかというと、アンズではないか?と思ったからです。



道路わきに車を幅寄せして、いそいそとその樹のほうに向かいます。
花の付き方は まさしくアンズの花の付き方です。




これは アンズなのか? それとも ウメなのでしょうか?
以前同様の話題を「アンズか?ウメか?」と題して投稿したところ、そのあたりの事情に詳しい gooブログ の「雑草」様から、ウメとアンズについて 目から鱗のコメントをいただきました。
> 梅はほとんどすべてがアンズやスモモなどとの交雑したものです。



「杏の特徴は、花が咲いた時に、萼(がく)が反り返ること。
梅桃桜は、萼は控えめで、花に寄り添っているのに対し、
杏の萼は、まるで反抗期のこどものように反り返ります。」
(トラジャのとにかくやってみよう「梅、桃、桜。ついでに杏。見分け方ってあるの?」)




ウメは極めて近縁なスモモやアンズとともにスモモ亜属というグループに属しています。互いに交雑し、その結果、ウメの中にはスモモやアンズの形質を備えているウメが多数存在しているといいます。そればかりか、ウメはスモモやアンズを片親とする種間の雑種であるという説もあるといいます。(森林インストラクターのブログ「ウメ 美の系譜2 スモモとアンズ」より(強調は引用者))




「豊後」という「アンズ系のウメ」の代表種があります。
「花が咲くと、萼がアンズのように反り返ります。」(同上)





アンズ系?スモモ「いくみ」

昨日も「スモモ」の代表品種「貴陽」を安城デンパークよりアップしました。
その時検索して スモモの花はすべて「白い」ことを見つけました。
舌の乾かぬうちに 白梅そっくりの「萼が赤い」スモモをみつけました。




枝ぶりを見ても、アンズのように上えまっすぐ枝が伸びています。
これは アンズの間違いじゃないでしょうか??




ところが、ちゃんと樹名板があって そこには 「スモモ ’いくみ’」と書いてあります。

「スモモ ’いくみ’」でググると、出てくるのは 「スモモ・いくみ」の果実ばかり!!
そういえば スモモの果実は「プラム」と称して6月ごろ 店先に並びますね



結局、ネットで「いくみの花」にはお目にかかれずじまいでした(ToT)

スモモ
「花や果実はアンズに似ているが、果皮に毛がない。
日本では古くから親しまれていたが、酸味が強く食用にされなかったが、明治時代にアメリカで改良され、里帰りした品種が多い。
生食するほか、果実酒などに利用される。
国によっては生果をプラム、乾果をプルーンと呼んでいる。」(食品衛生検査所・くだもの図鑑「スモモ(李、酸桃)」)