アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コブシ、シデコブシ - 愛知県緑化センター

2021-03-16 18:00:00 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターのコブシ(辛夷)です。
近くに寄れなかったので、コンデジの望遠側で切り取りました。



こちらが一眼レフの標準レンズで撮ったものです。全体はこんな樹です。




同じく一眼レフ+標準レンズ。腕を伸ばして撮ったもの。




ふたたび コンデジの画像。
ハクモクレンの花はそろって 上を向きますが、コブシの花は枝の方向庭わせて咲くので全体はバラバラの方向を向いているように見えます。



コンデジの画像。
モクレン科モクレン属(Magnolia マグノリア)
学名 : Magnolia kobus(マグノリア コブス)
「コブス」だってさ! 確かに分かりやすいけど (^_-)-☆



シデコブシ

シデコブシの学名は Magnolia stellata (マグノリア ステラータ)。
(正式には 学名:Magnolia stellata (Siebold & Zucc.) Maxim.、シノニム:M. tomentosa らしいが)




「stellata 意味」でググると トップに 「 stellata(イタリア語) 星空(日本語) 」とGoogle翻訳が出てきます。
そうか、「星空」か (^^♪



英語でも スターマグノリア(星のコブシ)。



世界中で東海地方しか自生していないモクレンの仲間。(星空のパラード「シデコブシ(須衛湿地)」)

第三紀鮮新世のころにできた東海湖の沿岸地帯と、シデコブシの分布域がほぼ-致している。(wiki 「シデコブシ」)


ユキヤナギ - 豊田安城自転車道

2021-03-16 10:38:20 | みんなの花図鑑

ユキヤナギは本州の関東以西、四国、九州に分布するバラ科シモツケ属の落葉性低木。
陽が陰ってきて冷えてくると、ほんとに雪が積もったように見えることがあります。




「中国原産という説もあるが、日本原産であると考えられている。」(wiki 「ユキヤナギ」)



学名を Spiraea thunbergii といいます。
シモツケ属の「属名「Spiraea」はギリシャ語で「螺旋」を意味し、果実が螺旋状をしていることに由来」(wiki 「シモツケ」)




一方、種小名の thunbergii はどういう意味なのでしょう?

検索したら、ユキヤナギではなく メギ(学名:Berberis thunbergii )の学名解説に書いてありました
「種形容語のthunbergiiとは、スウェーデンの植物学者でリンネの後継者として知られるカール ピーター ツンベルグCarl Peter Thunbergの名に因みます。彼は18世紀の日本に1年余り滞在して植物調査を行い、数多くの新属や新種に名を付けたので、学名にthunbergiiという表記をたびたび見ます。」(東アジア植物樹「芸達者 メギ Berberis thunbergii」)



「個々の花は径が6~8ミリと非常に小さいが、各部位の色の組み合わせが非常に美しい。
 虫達も思わず引き寄せられそうである。
 萼片5個、花弁5個、雄しべは〝模範的な配置〟の場合は20個、雌しべは5個、円環状の花盤は縁が10個に分裂して、蜜腺体となっている。」



以下、アーカイブ(2018-04-19 @前山ダム・常滑市)