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CQ誌 2020/8月号

2020-07-18 | CQ誌
・付録は現代の真空管入門。考え方は第六章のアンプ編。もうちょっと自己バイアスの説明はここ
・コリンズ通信機ライクなスピナーノブの制作
文中で述べられているアセトンによる表面溶融処理は、PLAではなく、ABSフィラメントでのみ有効なのでご注意を。STLファイルというのは、3D CADで共通のファイルで、表面を三角形で分割したデーターの集まりになっている。拡張子は.stlで、Win10の3Dペイントでも表示可能。で、STLファイルは、三角形の表面データーなので、3Dプリンターで積層出来るデーターとなっていない。そこで、スライサーと呼ばれるソフト(Ultimaker Cura)で、3Dプリンターで積層出来るデーター(.gcode)に変換する訳である。文中では、スライスソフトは3Dプリンターに付属していると書かれているか、Ultimaker Curaそのものか、その古いバージョンを名前を変えて添付してるだけなので、上記のURLから最新版を落とした方が良い。最新版はメニューから日本語化も出来る。で、文中最後にも書かれているが、ABSは230℃程度の温度が必要で、温度低下で収縮、反り返りが多く、筆者が、箱付きの3Dプリンターを選択されているのも、温度低下を防いで、収縮反りをある程度防ぐためである。ので、気温の高い密閉された部屋であれば特に、箱は必要無く、オープンの激安プリンターでもABSが使える。(箱は自作のビニールシートでOK)この、230℃というのは、フィラメントのメーカーのロットにも依存し、自分で糸を引かない最適な温度を見つける必要がある。また、ベッド温度もPLAとABSで全然違い、PLAは45℃程度で密着するのだが、ABSでは、100℃程必要となる。ので、ABSでは、アルミベッド+ビニール磁石式ではダメでアルミベッド+ガラス板が必要となる。(ガラス板は表面加工して食いつきを良くしたものが3000円くらい)なお、文中でネジ穴を開けているが、これもPLAはたぶん無理(非常に硬い、言い換えれば脆い)。

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