マンサクさんとお別れしてからプール指導へ。かっ体が痛い。
最初は背泳ぎ50m40秒程度の小5。
全然フィニッシュが出来ない。これがトーヤ達との差か・・・。何度やっても出来ない。
クイックターンの練習に移ったがこれも出来ない。何度やっても「でんぐり返り」になる。手が届く位置に来ないと壁に届かない。何なんだこりゃ。
いや! これが普通なんだ。あの子達の方が異常なんだ。
見本・実践をひたすら繰り返す。15回か20回か・・・。
いきなり出来た! そして1度出来れば後は完全に出来ている。もう選手達と変わらない。
反復って大事だなぁ。10回で諦めていたら出来ないままだった。
子供の頃、テレビで子供電話相談室という番組を観た。おそらく天然ボケでいじられているスポーツ選手が回答者の一人だったと思う。
子供からの相談は「野球チームのA君は毎日100回素振りしているのに補欠で、全然練習しないBくんはレギュラーです。努力は無駄なんですか?」というような内容だった。(実際はもっと子供っぽい表現でしたが・・・)
他の回答者はは「頑張れば夢は叶う」とか「努力は裏切らない」とか毒にも薬にもならない駄菓子のような回答をしていたがその人は違った。
「110回やればいいのに。」
会場は笑いに包まれ。見事に3人目で落ちて終了した。
しかし俺は感動した。
その通りだ。
100回で上手くなれないなら110回。それでもダメなら120回。そして1年でダメなら2年。
才能が有る無いなんて関係無い。上手くなりたいならただやり続けるだけだったんだ・・・。
正直もう「速くなる」というのは諦めてしまった。練習量も激減している。
まだ「上手くなる」というのはまだ出来るのか?