僕が利用している西武池袋線では、最近、全車両の全面に『銀河鉄道999』の絵がペインティングされている列車が走っている。
描かれているのは鉄郎とメーテルと車掌
それが二つほどのパターンで全車両に描かれている。
その列車がホームに来ると、イヤでも目につく。
沿線にある大泉学園駅が松本零士の仕事場があったので『999』発祥の地になるらしい。
『銀河鉄道999』
この映画が封切られたのは僕が高校のとき。
当時、東映が総力を挙げて作ったアニメの大作。
煙をはきながら機関車が空を飛んでいくシーンはとても不思議な映像だ。
キャプテンハーロックやエメラルダスなどの松本零士のキャラクターがオールスターで登場する。
原作より少し大人の少年鉄郎はとてもかっこよかった。
フルオーケストラのBGMや大ヒットしたゴダイゴの主題歌が物語を盛り上げる。
松本零士はおよそ空を飛ばなさそうな乗り物を飛ばすのが得意。
『宇宙戦艦ヤマト』では船を宇宙へ飛ばした。
よく、松本零士の漫画はストーリーがついていけないので嫌いだという人がいる。
でも、楽しみ方を変えればこの人の漫画はとても面白い。
松本零士の漫画は読むのではなく見る。
たぶん、こんな絵を描きたいために、その絵が描けるようにストーリーを後からくっつけてるようなところがあると思う。
ストーリーより絵が優先されている。
彼の、独特な絵は、眺めているだけで飽きない。