オペラシティコンサートーホール
オーケストラ:梅田俊明指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
以下、演奏順に演奏曲と僕のコメント
1.原嶋唯(はらしま・ゆい)
Chopin : Piano Concerto No.1 in E minor, Op.11
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
トップバッターということもあってか、ちょっと固かったかな。
卒なく演奏していた感じ。
2.小井土文哉(こいど・ふみや)
Rachmaninoff : Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
21年差はあれ、高校の後輩くん。名前と経歴を伏せられて、自分と同じ高校出身の演奏は誰か?という問いがあったら間違いなく答えられそうな演奏。このレベル(以上)まで到達したピアノ男子って、同窓では、松岡淳さん以来かも。
よく言えば個性的で、イントロの引き込みとか凄かったかな。こう弾きたいというのがあらわれてた演奏かな。
でも、コンクール向きというよりコンサート向きの演奏だったかも。
3.鐵百合奈(てつ・ゆりな)
Saint-Saëns : Piano Concerto No.2 in G minor, Op.22
サン-サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
演奏が始まってすぐに、この子上手い!と思わせられました。
流麗で丁寧で、曲全体を捉えたうえで、部分と全体を意識しているというか、曲を俯瞰して弾いている感じでした。
演奏にも華があった感じ。
4.吉見友貴(よしみ・ゆうき)
Prokofieff : Piano Concerto No.3 in C major, Op.26
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26
まだ高校生ですかい(驚)。
技巧に優れてるわぁと思いました。フォルテよりもピアノのところで聴かせることをしていた?
何よりハマっている感じ、つまり、そりゃこの子ならプロコの3番を選ぶわと思わせる感じがありました。
トータルで思ったのは、男の子と女の子の演奏って、こんなに違うんだということ。
さて。
聴衆賞投票は、母校愛を振り切り、薄情にも?鐵さんに一票を入れました。
聴衆賞は、僕の投票と同じ鐵さん。
第1位は吉見くん。
※最終的な審査には、本選だけでなく、予選の成績も加算されるシステムなので、注意が必要。
採点結果・講評は、11/21の毎日新聞。