夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




さて、研究生公演の感想の続きです。ユニット曲を中心に、印象に残ったことをざっと。


◆「みなさんもご一緒に」

 以前にも書きましたが、この曲は間奏で、メンバーが日替わりで「口上」を述べます。これはオンデマンドで見たのですが、佐藤すみれが上手かった。コミカルというかちょっと大げさな言い方でした。求められている役のイメージをちゃんと分かっているんでしょう、さすが舞台経験者。


◆「拳の正義」

 この曲は、途中で二人一組になって、ケンカをする演出があるのですが、菊地あやかと前田亜美の迫力がすごかった。胸ぐらを掴んで顔を近づけて睨み、本気でやっているみたいな感じ。っつーか、“きくじ”なんて、こういうこと普段やってそうな感じだよな(パク)。


◆「残念少女」

 センターの前田亜美。彼女の歌い方は、歌謡曲の歌い方ではなく、どっちかというと音楽の授業で合唱するときの歌い方みたいに聞こえます。口の開け方とか、声の出し方とか。


◆「口移しのチョコレート」

 歌詞に「いつものキスじゃつまんないよ 強引にねじ込んで…」と出てくるように、この曲は大人びていて妖艶なイメージの歌だと思うのですが、岩佐美咲は、他の曲と同じように、ずっと満面の笑みで元気いっぱいにダンスして歌っています。曲のイメージからすると、全然合っていないんですけど、まあ、彼女は中2だし、これでいいんですかね。
 逆に、中2なのに“ものすごく妖艶”に歌われたりしても、困りますしね(笑)。


◆「片思いの対角線」

 この曲に限らず、小森美果のダンスは、ものすごくゆっくり動いているように見えます。しかし、ゆっくり動いているように見えるのにも関わらず、ダンスのタイミングは他の子と全くずれません。非常に不思議なダンスです。彼女のダンスを見ていると、何だか時間の感覚がおかしくなったような気がします(笑)。

 ちなみに彼女は小さい頃からずっとバレエを習っているそうで。この彼女の不思議な動きには、そのことも関係してるんでしょうかね。


◆「天国野郎」

 色々なコスプレをして歌うこの曲。中でも、特に上遠野瑞穂はコスプレが似合いますね。似合うと言っても、「コスプレとして似合う」というのではなく、「あ~、こんな子実際にいそうだ」というような似合い方です(※1)。


◆全体を通して

 個人的な感想としては、「上手い子(菊地、岩佐、佐藤)」と「下手な子(小森、前田亜)」が目立っている状態、といった感じ。全体的には「そこそこ上手いメンバー」が多いのですが、その子たちはあまり目立っていないように思うので、そういう子たちが今後どうやってアピールしていくか、にも注目していきたいと思います。


※1…婦人警官とか、ゴスロリ衣装とか。



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