◆SKE48の“平等主義”
8月5日にCDデビューを控えているSKE48ですが、デビューシングル「強き者よ」のPVを見ていて驚いたことがあります。それは、
“(多分)全員、ソロでフィーチャーされる場面がある”
ということ。人気のあるメンバーだけでなく、公演ではややサブ的な扱いの子まで、ソロで映るシーンがあります。これは、最近のAKB48のPVでは有り得ないことです。AKBでは、超推されメンばかりがひたすらフィーチャーされており、その他のメンバーの中には、「どこに出ていたんだ?」と、1回見ただけでは分からない子さえいます(パク)。
最近のAKBのPVを見る度に、いつも少し切ない気分になっていたので、「強き者よ」のPVを見たときは、少しSKE48が羨ましくなりました。
改めて考えてみると、SKE48はPVだけでなく、他にもAKBと違って、平等な部分があるような気がします。例えば
1.公演でも、それぞれの子に見せ場がある(特に歌要員)
2.個別握手会をほとんどやらない
1について。SKEの公演は、ダンスの上手い子、歌の上手い子、それぞれにきちんと見せ場がある、という印象です(※1)。2については、個別握手会だと、人気のある子と無い子で差がついてしまう(分かってしまう)ので、やらないのかな、と思います。
そういや、SKEには「CD選抜」という概念が(今の所は)無いですよね。「強き者よ」はチームS全員で歌っていますし。何となくSKE48は、「メンバー間で“出番”や“扱い”に必要以上に差が付くことを望んでいない」ような気がします。
それが、事務所(ピタゴラスプロモーション)の意向なのか、秋元氏の意向なのかは分かりませんが…。どちらにせよ、今のAKBには望めないことかもしれません。
<余談>
ここまで書いてきて、ふと思ったのが、「選抜総選挙の結果が、30位までしか発表されなかった」ことについて。この発表方式には批判も多かったのですが、上記のことを踏まえると、31位以下を発表しないように要求したのは、もしかしたらSKE側だったのかなあ、と思ってみたり…。
※1…AKBなら恐らく、“干され”のポジションになるであろう“歌要員”の子をフィーチャーした曲「Innocence」がある、ということに顕著です。