夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 先日の、「正規メンバー、大量事務所移籍」について思うことを…。以下は、あくまで個人的な感想です。


◆現在のCD選抜メンバー

 AKB48のCD選抜メンバーが、ほぼ固定化されてから、すっかり久しくなっているわけですが、最近、その傾向がより激しくなっている気がします。


 「涙サプライズ!」ぐらいまでは、まだ「初選抜のメンバー」が毎回2人~4人ぐらいいたのですが、「RIVER」では、とうとう初選抜の子はいなくなり、完全に選抜常連メンだけになってしまいました。


 こうなってしまうと、CD選抜に“自力”で入ろうとするのは、ほぼ不可能だと思われます。


◆かつてあった逆転劇

 実は、今までに「自力で“干され”から“CD選抜”まで這い上がった」と思われる子を一度だけ見たことがあります。それは、K2ndからK3rdにかけての頃の、佐藤夏希です。


 彼女はK2ndの頃、ユニット曲の参加も無く、全体でのポジションも悪く、明らかに干されメンでした。しかし、K2ndはMCの機会が多いことを利用して、彼女はMCで必死にアピールし、次第にファンの声援も増えていきました。
 そして、次のK3rd公演では、ユニット曲でかなり良いポジションを獲得した上に、その後、シングル「軽蔑していた愛情」で、選抜メンバーにまで選ばれることになります。


 通常、ここまで干された子がその後推されに変わることは、(ある条件を除いて)ほとんど無いのですが、それだけに、上記の逆転劇は、胸のすく思いがしました。


 ただ…、今から思うと、こういう逆転劇も「あの頃だったから、有り得たこと」という気がします。当時はチームBは、まだありませんでしたし、AKBのメンバーも、まだ誰も外部事務所に移籍していなかった頃ですからね。


◆現在の逆転の条件

 さて、上記で「ある条件を除いて」と書きましたが、その条件とは「大手外部事務所に移籍すること」です。実際、事務所に移籍してから急に選抜に選ばれるようになったり、メディアの仕事に呼んでもらえるようになった子が何人もいます。


 例えば、佐藤すみれなんかも、人気・実力ともに充分だったにも関わらず、公演ではそれほど良いポジションではありませんでしたし、メディアにもそれほど出ていませんでした。ところが、ホリプロに移籍した前後から、明らかに扱いが良くなったように見えます。


 だから個人的に「現在のAKBで、干されの子がAKB内でのポジションを上げる最後のチャンスは、大手事務所移籍のみ」だと思っていました。


◆で…、横アリコンサート

 皆さん御存知の通り、横アリのコンサートで移籍が発表されたわけですが、「何とか大手の事務所に移籍して欲しい」と思っていた田名部生来が、今回発表された中では一番弱小だと思われる「ムーサ」に移籍と発表されたときは、正直、ガッカリしました。


 ただし、そう思ったのは私だけでは無かったようで、田名部本人も、明らかに気落ちしているように見えました(※1)。


 逆に大手に移籍出来た子は、嬉しさを爆発させて号泣している子ばかり。この反応を見て、「メンバーも、やっぱり大手に移籍しないとダメだと思っているんだな」と思いました。


◆人気は必ずしも関係ない

 少し蛇足ですが、「(運営の)推され」になるには、実際の人気は必ずしも関係ない、ということも、最近よく感じます。9期生の中の推されは石黒、竹内、島崎、島田ですが、実際の現場での人気は、山内鈴蘭がダントツとなっています(※2)。


 だから、余計に「公演で頑張ってアピールして、ファンの人気を獲得したとしても、無駄なのかな」という気がするわけです。結局運営から最初にどちらに分類されるか、で全て決まってしまうのかな、と(※3)。


※1…同じくムーサに移籍した内田眞由美も気落ちした表情でした。
※2…握手会の時間も最長。
※3…事務所に移籍する前の段階で、の話ですが。



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