夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 さて、三連休はAKBのメンバーが出演する上記の朗読劇「アドレナリンの夜」を観てきました。観終わって思った感想は「意外と面白かった」でした。以下、内容の説明から順番に…。

◆会場、内容など

 場所は六本木「ブルーシアター」。900席程度の劇場です。内容はホラーの朗読劇。私は朗読劇というのは今回が初めて。てっきり椅子に座って順番に本を読んでいくだけだと思っていたのですが、多少の動きおよびセリフの掛け合いはありました。

 上演時間は90分。少し短め。5人一組で出演し、一人が2話ずつショートストーリーを朗読し、最後は全員で30分程度のストーリを演じます。

 ちなみに、今回の朗読劇は稽古は無く、当日のリハのみだったとのこと。「おいおい、ぶっつけ本番じゃないか、大丈夫か?」と思いましたが、思いのほかちゃんとしていました。朗読劇の場合、セリフを憶える必要が無く、動きも少ないので、稽古無しでも何とかなったのでしょう。勿論、個々のメンバーの頑張りに依る所も大きかったと思います。

 やはり、超選抜メンも参加しているので、稽古に時間が取れないので、朗読劇にしたのは苦肉の策なのかもしれません。


◆良かった点

 ●AKBのメンバーは兼任メン含め、基本全員参加だった事(※1)。

  例えば向井地美音などは、自分には無理だと思って今まで舞台の仕事は避けていたらしい。しかし、今回の朗読劇を経験して、「すごく楽しかったし、もっと舞台に挑戦してみたい!と思った」とのこと。
  彼女のように舞台の仕事に興味を持つメンバーや、意外に演技が上手だと分かったメンバーが居たりして、色んなメンバーの可能性が広がったのが良かったです。

 ●思いのほか、みんな朗読および演技が上手だった事。

  稽古も無いし、演技も初めての子が多かったので、「棒読み祭りになるのでは?」と心配していましたが(パク)、そんな事は無く、「あれ?この子こんなに演技上手だったのか」と驚く子が何人も居たのは、収穫でしたね。


◆残念だった点

 ●脚本が今ひとつだった事。

  始まってすぐにオチが分かる構成な上に、あまり怖くない話しばかりでした。まあ、その分演技力が試されるということなのかも知れませんが…。


◆印象に残ったメンバー

 ●須田亜香里

  AKB49を経験している事もあってか、他のメンバーよりも明らかに頭一つ抜けている感じだった。最後の5人で演じるエピローグでは少し意地の悪い役を担当したのですが、彼女はこの手の役をやらせると上手いなと思った(笑)。

 ●渋谷凪咲

  公演等ではいつもヘラヘラ笑っている印象しか無かった彼女でしたが、意外と演技が出来る事に驚きました。自分の不遇さを嘆く部分の演技が特に印象に残った。

 ●古畑奈和

  彼女は元々芸達者なのは知っていましたが、今回ちょっと張り切り過ぎというか、演技が過剰気味に感じました。上手くはあるんですけれどね。朗読劇、かつホラーなので、少し抑えて演技する部分があっても良かったと思います。

 ●岩田華怜、村山彩希

  子役出身だけあって、安定した演技でしたね。

 ●島崎遥香

  彼女はホラー映画の主演も経験しているため、やはり頭一つ抜けている感じでしたね。表情や間の取り方が他のメンバーを圧倒していました。ただ、彼女も少しやり過ぎというか、ちょっと“オドロオドロしい感じ”を出し過ぎなように思えたので、もう少し抑え気味にして欲しかったかも。

 ●大川莉央

  最初は少し硬かったですが、慣れてくると声も良く通るし、演技も良かったです。子供時代を回想する部分のセリフが、ちゃんと子供っぽく喋れていたのと、最後の5人でのエピローグでの、希望に満ちたセリフの喋り方が印象に残った。

 ●田野優花

  彼女は別格。普通に上手い。

 ●込山榛香

  初々しい演技が役柄と合っていて良かった。

 ●入山杏奈

  彼女もホラー映画経験者だけあって、上手でした。特に狂気を感じさせる笑い声の箇所が良かった。

 ●向井地美音

  彼女はそつなくこなしてはいましたが、期待が大きかった分、個人的にはちょっと期待はずれでした。ただ、上にも書きましたが舞台に興味を持ったみたいなので、今後に期待ですかね。

 ●鈴木まりや

  彼女も舞台やホラー映画を経験しているだけあって、頭一つ抜けていました。セリフも非常に落ち着いていて、聞き取りやすかった。やはり経験がある子は強いですね。

 ●指原莉乃

  彼女は映画の主演経験も一応ありますし、度胸もあるということで、演技は非常に安定していました。ただ、ネット上でも指摘されていましたが、彼女は個性が強すぎて、「どんな役をやっても指原莉乃にしか見えない」という面がややありますね。


◆全体を通して

 「稽古無し」という事で、始まる前は色々と言われていた今回の朗読劇でしたが、実際に観てみると、意外と面白かった上に、色々なメンバーの新しい一面も発見できて、良い企画だったと思います。

 というか、各メンバーのスキルアップのためにも、こういう企画をせめて年に2回ぐらいはやるべきではないか、と思った今回の朗読劇でした。


※1…他の舞台と被ったため不参加だったメンバーはあり。

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 さて、書けていなかった最近の出来事をいくつか…。かなり前の出来事も混じっていることもあり、短めで…。

◆HKT48、6thシングル「しぇからしか!」発売決定!

 先日、HKT48の6thシングルが11月25日に発売されることが発表されました。氣志團とのコラボでタイトルは「しぇからしか!」とのこと。ちなみに選抜メンバーは以下です。

  穴井千尋 多田愛佳 神志那結衣 兒玉遥 坂口理子 指原莉乃 田島芽瑠 田中美久 朝長美桜 渕上舞 松岡菜摘 宮脇咲良 本村碧唯 森保まどか 矢吹奈子 山下エミリー

 シングルで他のアーティストとコラボというのは初めてでしょうか。というか、企画物ではなく、正式なシングル(6thシングル)扱いなんでしょうかねえ。その辺が気になります。

 というのも、毎回選挙で結果を残しながらも、一度も選抜に入った事が無かった苦労人の坂口理子が、今回選抜入りしているからです。正式なシングルでなかった場合、ぬか喜びになってしまうので…。

 あと、11月25日と言えば、SKEのユニットデビューの日でもありますね。シングル対決になるのを避けるために、今回SKEはユニットデビューという形にしたんでしょうかね。


◆じゃんけん大会

 今回のじゃんけん大会、第1回以来の干されメンの優勝でしたが、「シングルではなくソロデビュー」になり、「地上波の放送も無く」なり、「ヲタだけでなくメンバーでさえも興味が薄れた状態」になって、やっと本来のじゃんけん大会の姿になった、というのは何とも皮肉な話だなあ、と思った。

 そういや、以前は優勝者が翌日に生放送の番組に出演したりしていましたが、今回はそれも無し、ちょっと扱いに差があり過ぎますね。

 あと、気になったのは、高橋みなみや横山由依が「いつも八百長と言われるけど、これで八百長じゃ無いことが証明できたと思います」とこれみよがしに言っていたこと。何か、そこまでしつこくアピールされると逆に違和感を感じてしまいます(笑)。


◆「青春はまだ終わらない」公演について

 AKBのガチヲタである岩本氏が考えたセトリ、ということで結構凝った感じかな、と期待していましたが、フタを開けてみるとシングル曲中心の構成で、全国握手会のステージイベントに近い感じのセトリでした。個人的にはやや期待はずれでしたが、11月までの期間限定ですし、メンバーの負担も考えると、こういう構成の方が良いのかもしれませんね。


◆企画書?

 以前、「旅少女」という番組で西野未姫が「(番組の)企画書出してる?」と他のメンバーに聞いていました。指原莉乃が企画書を出しているというのは著書でも書いていましたし、一応肩書は支配人なので当然な感じがしますが、西野未姫のような15~16歳のメンバーまで企画書を出しているというのはちょっと驚きでした。

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