AKBでは、公演終了後、ドンキ裏(UDX前)にてメンバーの“出待ち”が行われるのが恒例となっていました。送迎用の車にメンバーが乗り込む姿を見ることが出来るのです。
しかし、どうやらこの“出待ち”行為は禁止となったようです。何でも、近隣住民から苦情があったとか。まあ、いつかはこうなると思っていました。日によっては200人ぐらいのファンがたむろしているときもありますし、また、メンバーが出てくるのが遅いときなんかは、深夜近くまでファンが残っているときもあります。近隣の人にしてみれば、さすがに少し迷惑に思ったのかもしれません。
さて、この話を聞いたときに私が思い出したのが、以前、公演後に劇場で行われていた「お見送り」です。
この「お見送り」というのは、公演終了後、お客さんが全員劇場から出た後に、カフェで待っていると、しばらくして劇場の扉が開かれ、入り口付近にメンバーが勢揃いして、「ありがとうございました。」と挨拶する、というものです。
去年の4月末までは行われていましたが、その後、廃止されてしまいました。理由は、丁度お客さんが増えてきた時期でもあり、「お見送り」の最中、押したり押されたりして危ないのと、「お見送り」をカフェの良い位置で見ようとして、公演終了前に劇場を出てしまう人が増えてきてしまい、本末転倒なためです。
最近、公式ブログでAKBのメンバーのことを「劇団員」と呼び始めましたが、私が最初、AKBを見たときも、“なんか、劇団みたいだな”と感じたのを覚えています。それはこの「お見送り」が原因でした。こういうのって、劇団でよく見る光景だったからです。
この「お見送り」、好きだったんですけどね。これも、無くなって残念でした。
こうやって、一つ一つ、AKBで“おなじみ”だったものが消えていくんですかね。AKBが有名になってきたから、仕方がないんでしょうけど、少し寂しくもあります。