日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

山梨マスターズ陸上選手権② 200m 参加記

2010-06-29 09:11:26 | マスターズ陸上(オス)


走り幅跳びの参加者が男子は25人、女子6人。
人数が多い上、あ通常3回の試技のところ
全員が4回跳べるシステムになってました。
これで私は最悪の状況から免れました。
1回目が逆足ジャスト踏み切りという妙な結果で5m41。
2回目は助走調整で、うまく浮き上がったものの5㎝ファール。
3回目も踏み板にうまく乗った思ったら、3㎝ファール。
そして4回目を迎えたのでした。普通なら3回で終わりですから、
5m41で鬱々しなければなりません。
だから4回目は、どうしても記録が欲しい。
そこで助走スピードを落としました。
走り始めて体が立ち、迫る踏み切り板。
のはずが・・あれ?届かない。踏み切り板に足が乗らない距離で
最後の一歩を迎えました。
正しい踏み切り姿勢を取るためには、板よりずっと前で踏み切らねば
なりません。すると記録は少なくとも板の分、20㎝はマイナスになります。
体は、踏み切り板を求めていました。
最後の一歩を、ぐっと開いて大股に。足は乗りました。
でも、グッシャ。自分の中ではそんな音が聞こえるほど、腰位置が低く、
上へ跳ね上がると言うより、よいしょっと体を持ち上げる感じで
いわゆるつぶれたジャンプになってしまいました。
すると空中姿勢も最初から前のめりになり、基本であるはずの上体そりも
できません。
丸まったまま弾丸のように砂場へ着地。
5m61。
いや、もう筋力アップのおかげという証拠だけは手に入れました。
このつぶれジャンプで、5月に参加した大会の良い踏み切りと同じ記録を
出したのですから。

と、結果変な気持ちを抱えたまま、人数の多さと試技の多さで、
1時間以上競技に時間がかかり、11時40分。
次の競技である200mのコール終了まで5分しかありません。
あたふたとスパイクを履き替え荷物を抱えて、スタンドにおいたままだった
短距離用スパイクを取りに行き、招集場所に到着したのは、コール締め切りぎりぎりで、
審判に「まだいたよ」とせかされました。

こういう短時間の準備の良いところは、精神の集中力が継続できるところです。
テンションは割に高いまま、スタート地点に並びます。
でもですね、幅跳び4回、しかもどうやら筋力がついた体は一回一回強烈に
プッシュしていたため、疲労もいつもより大きく残っています。
あれよあれよという間に、私の走る3組の順番が来ました。
今日は1レーン、皆さんの走り具合を後ろから眺められるので
後半型の私には虎視眈々などという余裕がとれるレーンなのですが、
一方で、内傾がきついので、コーナーワーク練習不十分な身には
不安もあります。

よーい。
今年から改善した、肩をスタートラインと並行に上げる腰上げをして
ストップ。
どん。
割に反応は良くいけます。でも、一歩目の着地を受ける左足付け根、ハムストリングに
力が入りません。滑るような足運びになり、数歩は前傾で行くはずが、
2歩目には体が立ってしまいます。
隣の2コースには、幅跳び王者のNさん。
助走のパワーの通り、スタートダッシュはほれぼれとするほど
前へ前へと飛んでいきます。
この人についていこう!という気になります。
コーナーをでる100m付近、N氏の距離は近づきませんが、
離れもしません。後ろから近づく足音も、どちらかというと
離れていきます。
直線に入れば、しっかり着地と足首返し、目線を高くしてと
練習で教わったことを再現しようと努力します。
あと50m。
腰が沈んできます。あと少し、と心へムチ。
やはり、レースで最後まで体を支えられる体幹ができあがっていないのでしょう。
25秒46はほぼ無風、筋肉がつかれた中ではまあまあの結果と受け止めますが、
正直悔しさも残ります。
練習不足!

収穫は、この気持ちになったことでしょう。

さてと、次はヤリです。