日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

夏ご飯のつもりが濃い色に

2010-07-05 08:45:22 | ふさおまき(オス)日記
遅い午後の晩餐だった披露宴。
関西から戻ってきたふさおまき(めす)との夕ご飯は
「龍馬伝」が終わった頃となりました。

冷蔵庫を開けてみると、なぜかカボチャ4分の1カットが
2つ入っています。生協で習慣連続宅配をして使えなかった様子。
よく熟しているのを期待して、鰹節煮でいただくことにします。
お水にたくさん鰹節を放り込み、小口に切ったカボチャをいれ
ほんの少しの砂糖と共に火にかけます。沸騰したら弱火でコトコト
20分、おお、予想通りのほくほく具合にこれ以上味付けするのは
やめにしました。
素材の味と食感がいいと嬉しいですね。楽だし。

もう一品は冷凍庫に発見した鳥手羽中。湯沸かし器の流湯で解凍するという
結構な荒技で主食を準備、甘辛く煮付けるのを念頭に、合わせ技に選んだのが
こんにゃくでした。砂糖醤油で煮込んで、落としぶたしてからことこと、
さあ、からからにするまでゆっくり時間をかけましょう。

龍馬伝を見ながら暑中見舞いなども書き、時々鍋の音に耳を傾け
まだ大丈夫とおもっていました。
ああ、ここで落とし穴が。
敬愛する染織家の先生にお葉書を書き、夏の水辺を形容する一言を
つむぎ損ねているうちに時間が経過、ようやっとしたためて
再び鍋音に耳をやると、もう音がしないのです。
しまった、と思いつつでもまだ焦げた臭いはしてきません。
あわてて台所にいき蓋を開けると、うーんキャラメリーゼの手羽先、
少し脂身の多い手羽には濃い味と、かりかり感が楽しいという発見も
出来ながら、実は鍋底にひっついてしまった肉も多く見た目は惨敗です。



というわけで、カボチャには鰹節が入れっぱなしなのでこの荒れ山状態なのと
あいまって、見た目は濃くなった食卓でした。


救いは、引き出物の彩りかまぼこ。



そしてこちらも引き出物の薄口グラスに注いだ麦茶。
恐いくらいに薄いガラスは、直ぐに涼しくしたたりをみせてくれます。



で、お帰りなさいと彼女を迎えて、
美瑛産のもっちりしょっかんのお米といっしょに
日曜の夕食となったのでした。