新宿から歩いて帰ります。
同年代の友人に、ひどく枝豆の好きな男がいる。
さらに酒飲み。
だから夏はビールと共にとりわけ楽しいらしいのだが、
それに限らず冬でも冷凍庫にたんまり買い込んであるらしい。
そんな話を、縄のれんの光ももの悲しく、
焼きたてのこまいが塩味で食味をひく居酒屋で聞いた。
ビールがことのほか苦手で、嫌いだということが
分かった私にとっても、枝豆が好きなのは子供の頃から
同じことだ。
味はもちろん、皮からポッと押し出して口の中で受け止める
運動性が楽しい。楽しいから、どんどん手にとっては豆を
押し出し、飲み込む前にまたほおりこんでほっぺた一杯。
まるで、ドングリがたくさん成った秋に、頬袋を風船の
ようにした採食中のリスかニホンザルだ。
生協の宅配で届いた黒豆をいただいた今朝の朝ご飯。
なんか気持ちが浮き立っている。
夜遅い帰宅が続き朝走れないストレスを和らげてくれた、
と言うことなのだろう。
ちなみに、今日の湯がき方は2分30秒。
それと仕上げの塩を振るのではなく、いつもより
2倍ほどの濃い塩水で茹でたら、しっかり味も付き
豆もしっかりと弾力あり、なかなかおいしくできました。