日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

シンガポール旅行 4日目/5日 最後の一日はゆっくり・・・なわけない

2011-08-18 23:49:52 | 旅行記

海外旅行も4日目になると、ようやく体がその国の空気やら人の動きや言葉にも

慣れてくるのですが、休みの旅行だとそのころにもう帰国となります。

5日旅行の4日目とはいえ、明日は朝3時30分ホテル出発の6時フライトなので、

実際には旅行の最終日です。

だから、ゆっくりと、仕事の合間らしく体も心も癒しましょう、

という気持ちでいながらなかなかそうばかりはいきませんでした。

 

朝はまあ、いつもどおり7時のお「おひさま」を国際放送で見た後に、

バイキングをフルーツかき集めていただきます。席もテラスにとってもらい、

まあるい南国の空気の中で、トロピカルフルーツをお腹いっぱいいただきました。

 

食後はすぐに、ジムでのトレーニングへ参ります。

旅行の予定では、日々朝6時に起きてジムモーニングのはずでしたが、

毎日夜も遊んでいたため、せっかくのホテルジムもプールも使えずにいました。

出かけてみると、

さすがにマンダリンオリエンタルのジム。専属トレーナー2人は、サービスマンとしても

一流で、オリエンタルスマイルでドアをあけてくださり、真っ白なタオルとミネラルウォーターを

渡してくれます。

まずは2人で有酸素運動。空中ウォークのようなマシーンを15分並んで歩きます。

心拍は130ほど、シンガポールでは毎日歩いていましたが、心臓を律動させるのは

久し振りです。汗も内側から出てきました。

次にわたしは最近のマイブーム・ストレッチをゆっくりと始めます。

一方彼女は、トレーナーと身振り手振りのやり取りをして、レンジウォークなどを

トライしながら、数分後にはプールへ。

She likes swimming、I like running・・・と言って、

わたしは可愛らしいオリエンタルガールトレーナーに微笑んでいただきます。

そのあと彼女には、ここのマシーンには無い、ハムストリングを鍛えるスクワットやジャンプレンジなどの

練習方法を4種類教えてもらったりして、なかなかハードな筋肉トレーニングをすることができました。

仕上げはランニングマシーンで時速10キロJOGを10分+12キロ5分+17キロ2分+18キロ

1分+12キロ1分+10キロ1分=20分

足が流れたままになりがちなベルトマシーンでも、着地時に母指球の押し方を工夫して、

大腿四頭筋の返しを意識してやれば、グラウンドランニングに近い動きで、間接には

負担の少ないランニングをすることができます。

 

たっぷり汗をかいたあと、彼女を追ってプールへいきます。

ビル街を長め渡すプールは、なかなかに心地よく、なぜ今日まで来なかったのかと

ちょっと残念な心持です。

クロール50mと平泳ぎ100mで、ランニングのクーリングダウンもあわせて行い、

あとはデッキでゆっくりのんびり・・・・でも、時間が無い。今は12時30分。

実は、3時30分にはホテルのスパで、「マンダリンオリエンタルスパ シグネチャースパセラピー」を受けることになっていたため、これからご飯を食べに行くとすると・・・

部屋に戻って着替えて13時、タクシーで中華街に向かいます。

あれ?飲茶を仕様と、「るるぶ」「ことりっぷ」で見つけておいた中華料理店が見つかりません。

一度は道を間違えて、2度目は「ただいま閉店中、再開はあらためってお知らせします」という

張り紙で、店に入ることができませんした。

飲茶はあきらめて、もう一つチェックしておいた、チャイナコンプレックスの中のクレイポッドの

お店へ向かいます。こちらも実はガイドブックの店が夕方のため目的は達成できなかったのですが、そこは小さな店の集まるホーカーのこと、近くに他の店を見つけます。

頼んで10分、土鍋で炊き上げたアルデンテの長粒米に鶏肉や腸詰が入って、味が染み渡っています。熱々をよそって、大満足しました。

ここで14時、タクシーで帰らば余裕ですが、そこはさすがにふさおまき(めす)が許してくれません。お土産を探すこともあって、街をうろうろ、活気と話し声がどこよりもあふれ出る中華民族の集まるこのあたりは、歩いていると元気が出てきます。

そのまま中華街を抜けて川沿いにでると、再開発がすすんでいるようで、

ますますシンガポールの面目躍如というべき、ユニークな建物やお店が並ぶのを見ながら、

1時間の散歩をして、ホテルにこれまた汗だくで帰着したのでした。

こちらは、川沿いにある、ラッフルズ卿の上陸記念の地に立つ像。

 

そして3時30分から夢のスパ。香りと言葉とマッサージで心の開放をしてくれる・・わたし向け。

彼女向けには、まっすぐにパワーを研ぎ澄ますような施術。

ほとんどの時間を深い眠りの中で受けたということもあるのですが、

それ以上にスピリチュアルな雰囲気は、自分と彼女の仲で大切にすることにしておきます。

 

そのころ時は18時30分。空も赤くなってきました。

最後の夕飯は、マリーナ近くのフード・リパブリックへ。

昼に食べ損ねた飲茶と

 

福建式焼きそば、

さらに油条と呼ばれる揚げパンのような

中華炭水化物を並べました。

思えば毎日、B級で楽しみぬいた食事です。

 

カルフールスーパーで、シンガポール調味料やお菓子を買って、

暑さの時間を残すためにアイスクリームなんぞもいただいた後、海岸からの喧騒に誘われて

ホールへ足を向けると、いくつかコンサートが開かれていて、

ずいぶん沢山の人がまだまだ健康な胃を活動させていました。

夜景のマーライオンも遠望。

はじける若者たちも写真に収めて、ふさおまき夫婦はホテルに引き上げ

帰国の荷物整理にいそしむ24時でした。

楽しくて、思い出山ほどのシンガポールに感謝です。

 


シンガポール旅行 3日目/5日 第2稿 SMAPの飛んだマリーナベイサンズ

2011-08-18 00:37:17 | 旅行記

旅の3日目は、お天気が許してくれたので、外へ出かけることにしました。

青空を見上げて、お船を見上げて。

毎日仰角10度で見ていたマリーナベイサンズを、ついに仰角30度で眺め上げ、

地下からエレベーターに向かいます。

(ちなみに、こちらも有名な、ビル内ゴンドラ)

 

57階まで一息36秒で到着。

お船の先端デッキが展望台になっていて、淡路島ほどの広さを持つシンガポールの

ほぼ全域を眺めわたし、またインドネシアの島々まで見渡すことができます。

平らな大地に高層ビルと歴史的建造物、デザイン性あふれる建築物に、湿地や貯水池、

海岸際の再開発地にゴルフ場、海にはタンカーが筏のように沢山浮かんで、

他に似た国をこれまでに見たことがないのを確認します。

ただ、内心はといえば、宙に浮いた船に自分がいることに腹が冷えて、結構腰が引けて

こわごわ歩いていました。

彼女は、キャビン上でジャンプしてましたから結構元気だったので、

楽しい写真を見たい人は個別にお問い合わせください!

ちなみに、この空の船の中央には天上プールもあるのですが、

こちらはホテルの宿泊者専用でわたしたちは入ることができません。

 

さて、高層ビルの高さを楽しんだあとは、花の園へ。

シンガポールボタニカルガーデン、つまり植物園です。

緑濃い南国公園は、都市を忘れるほど広く、無料とは思えないほどよく整い、

花があちこちに咲いています。

売り物のオーキッドガーデンは、別途有料ですが、もちろんお邪魔。

いや、花がぐんとグレードをアップします。

世界各地の原生種もあれば、交配で愛好者が作り出した園芸種もあります。

色とりどりに形もユニークなので、ランは素人でも見ていてあきませんし、

ややセクシーな感じを受けて魅惑の微笑を見るような面白さもあります。

ほらね。

そして、VIPと呼ばれるエリアもあるのですが、そちらは各国の賓客との外交に

ちなんでランの交配種に名前をつけるようで、

プリンセス雅子様のお花も白く輝いていました。

さらに、ランの世界制覇を思わせる、地上に着生といった根の下ろし方の様々や、

岩場や湿地に高山などの環境要素も展示にバリエーションをとりいれています。

原生林の高さ30メートル近いだろうと思われる、気寝を伸ばした絞め殺しの木も。

5ドルは安い。

 

ここで既に2時30分、中心部のオーチャードに戻って、

昼ごはん、さらにはお茶も楽しみます。

高島屋下のフードコートで、わたしと彼女は二手に分かれてそれぞれ好きなものを

持ち寄ります。

わたしはフライド・ホッケン・ミー=油でいためた 福建式 麺

海老の味が基本になって、2色のもちもち麺とからみます。

彼女は、今日も海難飯+煮卵。いずれも4.5ドルで、大満足。

そのまま高島屋の階を変えて、シンガポールのお茶屋さんTWGのティーサロンへ

入りました。

いい客筋です。イギリス人家族、裕福そうなインド人の親子、そして駐在日本人家族。

みなさんお茶とおしゃべりを心行くまで満喫しているご様子で、

お茶はそんな人々のまさに喉を潤す、魔法の抽出物になっています。

わたしはニルギリ、彼女はもう少し色が金色に近い(名前を忘れました)紅茶を頼み、

スコーンも2つお願いしました。ティージャムという、リンゴとベリーを混ぜたような、

すっきりした酸味が初体験のジャムが良く合いました。

 

わたしたちもそこそこおしゃべりをして16時過ぎ、今日のメインイベント、

ナイトサファリに出かけます。

到着したのは17時過ぎで、

20時30分発の日本語トラムという、園内をガイドつきでめぐるバスを予約するために、

早めに受付へ向かったのでした。

しばらく、園の前でお休みして、タイガーバームの蚊よけなんかも見つけて、

19時の開園を待ちます。

バスが出る前には、ウォーキングコースがあって、

夜の森歩きができるのです。

これが実は大ヒット。

小川のほとりで、魚を狙うスナドリネコの姿など、

テレビの自然番組でしか見たことがありません。(あたりまえですが)

声を上げてすべるように移動するカワウソの群れも微笑ましい。

うっすらと明かりをつけて、闇に何とかみえる照度を確保した

ナイトサファリのシーンは、実によくできた劇場のような場所でした。

 

ちなみに、日本語トラムのほうは、あちこち楽チンに見て回れて、

この国のサービス産業にかける熱意のほうにほだされました。

動物見るなら、夜でも自分で歩いて、できるかぎり動物の呼吸に合わせて

立ち止まるのがいいとは思いました。

 

そんなこんなをしていたら、22時。また夜遊びしてしまいました。

タクシーで30分かけて、ようやくホテルにもどった、今日も盛りだくさんの一日でした。