日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

明と清朝 陶磁の名品 in出光美術館

2011-08-22 00:59:04 | ふさおまき(オス)日記

今朝の「題名のない音楽会」CMで見た、壺の呉須に惹かれて、日比谷の出光美術館に出かけました。

帝国劇場の8階にあるこの美術館は、広く東洋美術を収集していることを標榜しておられます。

今回は、景徳鎮に代表される官窯と、民間の窯を併せ、

明の磁器黎明のほとばしるエネルギーの時代から、

清の技巧にも色彩にもあふれ、様式の美が確立されていく時代への対比も見ることができました。

龍の文様が官を代表し、唐子が民より出た文様だというのが今日の豆知識。

青・赤・黄色の他に、かなり緑釉や、豆須と呼ばれる色彩が好まれていたのも初めて知りました。

 

美術館にやってきているお客さんは、目の肥えてそうな、ここに馴染んでいる人ばかり。

知識も経験も無い私は、無謀な批評を、知識はある彼女にぶつけて玉砕するばかりでした。

でも、名品を静かに見られる美術の世界は、心に置きやすく居心地のいいものだと、

久しぶりの鑑賞に思うのでありました。