4年ぶりに出版されました。
11月30日発行。
「東京いい店 うまい店」2013-2014バージョン。
覆面取材の匿名記事。
逆説的に、「だからこそ提供される本当の味情報」と自信を見せていたこの本が、
リニューアルをしたのは、もちろん、取材スタンスを同じくするミシュラン・日本版が
2008年に上陸出版されたからでしょう。
いろいろ思いが編集部には深かったのか、巻頭言から力が入っておりまして、
いかにリニューアルしたか、しかも4年の間を置いて、と書いています。
ただ、これで5季目の購入となる私として一番思い入れが深いのは
「写真の無い食べ物本」つまり、筆で見せる皿、でした。
この方針はかわりません。
ほっとしました。
もちろん、写真が沢山載った食べ物の本も買うことはあります。
ただ、いろいろ考えてお店を選びたいときには、こちらの写真がない食べ物の描き方は
貴重なのです。
店の雰囲気がわからなくなってしまうのが、食べ物写真の弱点。
とくにソフトフォーカスとライティングの技術で美味しそうに撮影されると、
思いが外れてしまうとでもいうのでしょうか。
だから、待っていましたの気持ちが満たされて、昨晩も仮想レストラン巡りを
和洋中エスニックまで楽しむことができたのでした。
これで大忙しな師走も、だいぶ明るい気持ちで乗り切れそうです。