桜島からフェリーで戻る海路の先には、街歩きの時間が待っています。
船着き場は平らで広々していますから、近年の機会力を使って埋め立てた場所でしょう。
船を降りて広い道を歩く足が早いのは、ひとえに空腹のせいです。
二時を回ったくらいですから、まだランチには間に合うはずです。
本当は鹿児島ラーメンのつもりだったのですが、ここまで遅れて、空いたお腹の体積が大きくなると、食欲も膨らむというもの。
結局、ガッツリ。
『黒かつ亭』さんのロースかつセットは、カラットあがって、肉は柔らかジューシーの、揚げ物定番ほめ言葉が似合う美味しいお料理でした。
で、次は何する?と問うと<北斎展>ん?
実は鹿児島市美術館で開催中、富嶽36景も見られるはずです。
小布施の旅でも親しんだ北斎は、東京なら美術館が大渋滞で頭を見てるのか絵を見ているのかわからないくらいになりがちですが、
ここでは良い具合の賑わいで、しかも壁に額入れされた絵がかかり、ガラスケースも無いので、すぐそばまで顔を近づける事ができるのです。
美術館自体もなかなかの見ものです。正面から入ると、鶴の翼のように上方左右に大きく広がる階段、そして、見上げればプラネタリウムにもなりそうな、白い丸天井、歌い出したくなります。
目力を使って少し疲れたので、
美味しいコーヒーを、と口にすると、また彼女のチョイス。
『イノベイト』さん、マスコットをごらん頂いたイメージ通りの、
デザイン性空間で、のんびり静かに美味しいコーヒーをいただきました。
その後は、全くのぶらり旅。
『マルヤガーデンズ』という、ファッションビルは、地元の呉服屋さんが、大手デパートとの提携を失った後に、独自にテナントを集めています。ただ集めるのならモールのようなものですが、ここは壁面緑化に励み、フロアーごとに広場があり、屋上には花を咲かせてミツバチを養う。とまあ、商売を柔らかく包み込んでいます。
彼女は薩摩焼を今時にアレンジしたお皿を一枚お買い上げ。
続いて旅の定番、スイーツ探しを始めたのですが、意外な展開に。
青木昆陽の話を出すまでもないのですが、薩摩の国にくれば、芋にあふれて選び放題、イモケンピなど、ダンボールに詰めて送る羽目になるかと張り切っていたのですが、サツマイモの館と名乗る店でさえ、ノーマル、塩、紫芋の三種類だけ。しかも渋谷食品、って家の近所と大差ありません。
これでは土佐の国に、サツマイモ菓子に関しては大敗というしかありません。ああ、残念。探し方が悪いのかな?
そんなこんなでもう6時、昼と逆転してラーメン『ふくまん』さんを探し、銀行とホテルに囲まれた路地に見つけました。
豚骨と鶏ガラのスープは、マー油の香りも生きて、スッキリと旨みだけを引き出して、スッと喉を通っていきました。
メニューはラーメンの並みと大盛、そしてライスのみ。
味もスタイルもすっきりさわやかで、気持ちも晴れ晴れしながら店をあとにしました。
船着き場は平らで広々していますから、近年の機会力を使って埋め立てた場所でしょう。
船を降りて広い道を歩く足が早いのは、ひとえに空腹のせいです。
二時を回ったくらいですから、まだランチには間に合うはずです。
本当は鹿児島ラーメンのつもりだったのですが、ここまで遅れて、空いたお腹の体積が大きくなると、食欲も膨らむというもの。
結局、ガッツリ。
『黒かつ亭』さんのロースかつセットは、カラットあがって、肉は柔らかジューシーの、揚げ物定番ほめ言葉が似合う美味しいお料理でした。
で、次は何する?と問うと<北斎展>ん?
実は鹿児島市美術館で開催中、富嶽36景も見られるはずです。
小布施の旅でも親しんだ北斎は、東京なら美術館が大渋滞で頭を見てるのか絵を見ているのかわからないくらいになりがちですが、
ここでは良い具合の賑わいで、しかも壁に額入れされた絵がかかり、ガラスケースも無いので、すぐそばまで顔を近づける事ができるのです。
美術館自体もなかなかの見ものです。正面から入ると、鶴の翼のように上方左右に大きく広がる階段、そして、見上げればプラネタリウムにもなりそうな、白い丸天井、歌い出したくなります。
目力を使って少し疲れたので、
美味しいコーヒーを、と口にすると、また彼女のチョイス。
『イノベイト』さん、マスコットをごらん頂いたイメージ通りの、
デザイン性空間で、のんびり静かに美味しいコーヒーをいただきました。
その後は、全くのぶらり旅。
『マルヤガーデンズ』という、ファッションビルは、地元の呉服屋さんが、大手デパートとの提携を失った後に、独自にテナントを集めています。ただ集めるのならモールのようなものですが、ここは壁面緑化に励み、フロアーごとに広場があり、屋上には花を咲かせてミツバチを養う。とまあ、商売を柔らかく包み込んでいます。
彼女は薩摩焼を今時にアレンジしたお皿を一枚お買い上げ。
続いて旅の定番、スイーツ探しを始めたのですが、意外な展開に。
青木昆陽の話を出すまでもないのですが、薩摩の国にくれば、芋にあふれて選び放題、イモケンピなど、ダンボールに詰めて送る羽目になるかと張り切っていたのですが、サツマイモの館と名乗る店でさえ、ノーマル、塩、紫芋の三種類だけ。しかも渋谷食品、って家の近所と大差ありません。
これでは土佐の国に、サツマイモ菓子に関しては大敗というしかありません。ああ、残念。探し方が悪いのかな?
そんなこんなでもう6時、昼と逆転してラーメン『ふくまん』さんを探し、銀行とホテルに囲まれた路地に見つけました。
豚骨と鶏ガラのスープは、マー油の香りも生きて、スッキリと旨みだけを引き出して、スッと喉を通っていきました。
メニューはラーメンの並みと大盛、そしてライスのみ。
味もスタイルもすっきりさわやかで、気持ちも晴れ晴れしながら店をあとにしました。