舞台は八王子の上柚木陸上競技場です。
第24回東京マスターズ五種競技大会。男子が40名、女子が3名、私の属するM50クラスは4名のエントリーです。
2年に一度くらい参加しているこの大会は、走る跳ぶ投げるの冬トレ仕上がり具合を測るつもりで出場します。
今年は、いい結果を残せるはずでした。少なくとも1週間前までは。
①10時30分~ 走り幅跳び 5m16cm(追風0.5m)
アップの時点で違和感がありました。その元をたどれば、この1週間のトレーニングで日々くじきの連続で、
昨晩の前日スピードトレがハムに”ひび”を入れたようです。
助走練習の一本目で、踏切板に力を加えても、ほとんどプッシュできません。
なんとか頑張ってみましたが、この冬、身につけた踏切の足さばきを全く再現できぬまま、
5m16、ファール、ファールでありました。
ハムの傷を直して、もう一度出直しですね。
②11時40分~ やり投げ 26m48
走り幅跳びが終わるとすぐにやり投げの練習時間、というハードスケジュール。
でもそんなことより、随分研究を重ね、ターボジャブで好感触だったはずのヤリが、
まったく前に進みませんでした。クロスステップのリズムとスピードに気を使いすぎて、
やりを引いた時の腕が外に流れているのでは?というのが、5種仲間Tさんの見立て。
こんなはずでは・・・という無念は次の大会ではらさねば!
③12時40分~ 200m 26秒31(追風2.7m)
7コースの緩いカーブで走れるのが嬉しいほど、ハムは言うことを聞きません。
ただ、後ろに蹴ってパワーを稼ぐいつもの走法ができないので、
真下にプッシュを心がけ、なんとか走りきりました。
走る前は27秒台かもしれないと予想してましたから、走法次第でまだ
タイムを上げる方法はあるのかもしれないと、怪我の功名ともいえる成果。
④13時20分~ 円盤投げ 20m96cm
唯一食事をとれる時間帯の競技間が40分、バナナ一本だけですぐに競技開始。
ほぼ練習をやっていないだけに、開き直って立ち投げ3連発。
5種の中で唯一、いつもどおりの結果でした。
⑤15時~ 1500m 5分23秒65
もちろん5種の中でもっとも辛く、スタートラインに立つのが憂鬱な競技ですが、
一発かましてやろう、と掛けにでることができるのも魅力です。
中距離を得意とする人がいるかどうかは走り出すまでわかりません。
が、号砲一発ですぐに、誰も同走のグループ10人に「かます気」がある人がいないことは分かりました。
第一コーナーで横並びスタートをして、インコースを取り合うのが普通ですが、
今日は誰も前にでませんし、レーンを争う状態にもなりませんでした。
一人でさっさと前に出て、出力80%くらいのつもりで走った一周目が77秒。
調子に乗りすぎていました。3年ほど前、KAZさんと先頭争いをした一周目を思い出します。
あの時、2周目以降にタイムががっくり落ち、遠く置いていかれました。
今日ももちろん、2周目にはひどい計時が待っていました。
800m通過が2分47秒、つまりこの一周は90秒かかったことになります。13秒も落ちています。
ただ、それでもまだトップ、後ろに気配も感じません。
3周目、さらに落ちて1周93秒で4分20秒通過。後ろに足音が聞こえてきました。
そして1350mのところで、その足音が急に強くなり、気配が近づきます。
私もなけなしの力を振り絞りましたが、1400mでかわされ、背中を見たままのゴールとなりました。
結果 総合得点2695点 M50クラス1位
いつもながら5種を終えた爽快感と連帯感は清々しいもの。
ラグビーのノーサイドに近いのではないかと勝手に想像します。
ともに走り跳び投げた皆さん、ご苦労様。
炎天下とも言うべき好天に汗を流して運営をしてくれた競技役員の皆様、ありがとうございました。