今年の大相撲秋場所はおおいに楽しめました。
十五日間の中に二回も祝日があったので、土日と合わせてなんと7日間もテレビ観戦することができたからです。
今場所の台風の目は、なんといっても逸ノ城。
新入幕で、まだ髷も結えないざんばら髪ながら、大関、横綱を撃破し、13勝2敗。あわや優勝というところまで勝ち進みました。
もともとモンゴルの草原で、ゲルに住み、馬に乗って走り回っていたそうです。ちょうど長女がモンゴルでゲル暮らしの旅から帰ってきたばかりだったので、場所の前半戦から親しみがもてました。
水の乏しい草原で、毎日片手に10キロのバケツをもって川とゲルの間を往復したことが、強靱な足腰を鍛えることになったそうです。
モンゴルで白鵬のお父さんに実力を見出されて日本に呼ばれ、鳥取県の相撲の名門高校に相撲留学。日本に来て驚いたことが、
「蛇口をひねれば、一日中水が使い放題」
だということ。乾燥地、モンゴル出身ならではの感想です。
それを聞いて、ミャンマー語の先生を思い出しました。
私のミャンマー語の先生が最初に来日したのが2009年。そのとき驚いたのが、
「日本は一日中電気が使えること」
ミャンマーは、豊富な天然ガスや水力発電をすべて輸出用に回しているため、首都ヤンゴンでさえ、「計画停電」があって、一日に数時間は電気が使えないそうです。
そのため電気冷蔵庫は普及しておらず、毎朝、ゼー(市)にその日の新鮮な食材を仕入にいくことが主婦の仕事だとか。
まあ、新聞報道によれば今のミャンマーは急速に変貌を遂げつつあるようですから、電気も一日中使えるようになっているかも。
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