韓国語の初心者で,ハングルを覚え,発音だけはできるようになったけれど,単語はよく知らないというレベルの人が,韓国に観光旅行に行って,食堂に入り,壁にぶらさがっているメニューを当てずっぽうで注文した。
プルチョシム ジュセヨ
불주심 주세요.
(火の用心ください)
という笑い話がありました。
このチョシムという言葉,実は漢字語で,「操心」。
心を操る → 落ち着いて考える → 気をつける
ということなんでしょうか。
ところで,香港で見た看板に,
小心地滑
というのがありました。
「地滑りが恐くてびくびくしている」
という意味ではなくて,
「すべりやすいので気をつけて」
ということだそうです。
中国語(広東語?)では,「小心」が「気をつける」という意味なのだそうです。
「小心」を韓国語読みするとソシム。操心(チョシム)と発音が似ています。関係があるのでしょうか。
ただ,韓国語で「すべりやすいので気をつけて」を表現するときは,
ミックロム チョシム
というより,
ミックロム・チュウィ(注意)
のほうをよく見ます。
ミックロムは,ミックロプタ미끄럽다 (滑る)という形容詞の名詞形。
「滑りに注意」
日本語だと,婉曲に,
「足元にご注意ください」
となるでしょうか。
ところで,「滑る」に関して,前に韓国人に聞かれて答えられなかったこと。
「雨で道が滑る」
という日本語はおかしいのではないか。滑るのは足だから,主語は足になるべきで,「足が滑る」というべきではないか。
うーん。理屈のうえではそうかもしれないけれど,「道が滑る」でちっとも不自然じゃないんだけれど…。
というより,「雨で足が滑る」なんて,ぜったい言わないんだけど…。
このあたりのことは,国語辞書を引いてもよくわからない。この場合の「滑る」は,形は動詞だけれども,意味的には形容詞で,道の状態を表すのだ,というような説明をしました。
これに類した用例を載せているのは,三省堂国語事典。
すべる③〔その位置から〕思わず足がはなれてころびそうになる。「ゆかがすべる〔=すべりやすい〕」
「違う」もそうですが,日本語には形(活用)は動詞だけれど,意味的に形容詞という言葉がいくつかあるようです。
プルチョシム ジュセヨ
불주심 주세요.
(火の用心ください)
という笑い話がありました。
このチョシムという言葉,実は漢字語で,「操心」。
心を操る → 落ち着いて考える → 気をつける
ということなんでしょうか。
ところで,香港で見た看板に,
小心地滑
というのがありました。
「地滑りが恐くてびくびくしている」
という意味ではなくて,
「すべりやすいので気をつけて」
ということだそうです。
中国語(広東語?)では,「小心」が「気をつける」という意味なのだそうです。
「小心」を韓国語読みするとソシム。操心(チョシム)と発音が似ています。関係があるのでしょうか。
ただ,韓国語で「すべりやすいので気をつけて」を表現するときは,
ミックロム チョシム
というより,
ミックロム・チュウィ(注意)
のほうをよく見ます。
ミックロムは,ミックロプタ미끄럽다 (滑る)という形容詞の名詞形。
「滑りに注意」
日本語だと,婉曲に,
「足元にご注意ください」
となるでしょうか。
ところで,「滑る」に関して,前に韓国人に聞かれて答えられなかったこと。
「雨で道が滑る」
という日本語はおかしいのではないか。滑るのは足だから,主語は足になるべきで,「足が滑る」というべきではないか。
うーん。理屈のうえではそうかもしれないけれど,「道が滑る」でちっとも不自然じゃないんだけれど…。
というより,「雨で足が滑る」なんて,ぜったい言わないんだけど…。
このあたりのことは,国語辞書を引いてもよくわからない。この場合の「滑る」は,形は動詞だけれども,意味的には形容詞で,道の状態を表すのだ,というような説明をしました。
これに類した用例を載せているのは,三省堂国語事典。
すべる③〔その位置から〕思わず足がはなれてころびそうになる。「ゆかがすべる〔=すべりやすい〕」
「違う」もそうですが,日本語には形(活用)は動詞だけれど,意味的に形容詞という言葉がいくつかあるようです。
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