犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

生日パーティー

2008-11-30 08:20:00 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)
 妻の誕生日(韓国語でセンイル/生日),近くのフランス料理の店で食事をしました。

 それぞれ部活やらバイトやらで忙しい4人の娘のスケジュールを合わせるのは大変でしたが,久しぶりに家族6人全員が揃った会食。いつも車で通る道沿いの店で,前から看板が気になっていたとのこと。行ってみると,開店してまだ5カ月ほどのこぢんまりしたお店でした。

 店の作りもおしゃれで,食器なども凝っている。都心の有名レストランで修行したのち,夫婦(?)で独立したもののようです。

 メニューを見ると,珍しいものが並んでいる。

「コースよりもアラカルトでいろいろ召し上がってみたらいかがですか」

 勧められるがままに,アラカルトから選ぶことに。

「本日のサラダは何ですか?」

「メインディッシュに合わせますので,まずメインを選んでください」

 私は蝦夷鹿のモモ肉にしました。そのほかに,牛リブロース,カモ,豚足を頼みます。

 そして前菜は,盛り合わせと,甘エビ,サラダ(豚肉のサラダになりました)。

「グルヌイユってカエルですよね」

 昔習ったフランス語が蘇ります。

「ええ,一皿で足が4本です」

 娘たちが顔をしかめるのを横目に注文。飲み物は生ビールで始めて,その後は吟醸酒。

 サービングの女の子はまだ新入りなのでしょうか,奥さん(?)から指導を受けつつ緊張しながら料理を運んでくれます。

 サービスで6本出してくれたカエルの足は,鶏肉のようで,結局全員が一本ずつ食べました。

 シカの肉は独特の臭みがあるものの,これはゲーミーと言うべきでしょう。

「いいフォアグラが入ったのですが,一つ500円でお出しできます」

というので,それも二つ頼む。

 ジュースも変わっていて,エルダーベリージュースというドイツで人気の飲み物。私は関心がなかったのですが,デザートも凝っていた。

 とても意欲的なメニューを揃えていて,好感が持てました。片田舎でこのように変わった料理が食べられ,この日の主人公(妻)も満足の様子でした。

ウェロニカ・ペルシカ

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お誕生日おめでとうございます。 (アミーガ)
2008-11-30 23:07:15
こんにちは。

いいですね、「妻の誕生日会」♪
4姉妹もりっぱな淑女になっているのでしょうね。

お店開拓は、どの地でもされているんですね。
私も昨日、近所のホルモン焼きに行きました。新鮮で◎でした。韓国焼肉が懐かしいです・・・

現在、母は、「仕事休まずに行けるOL向け韓国パック」で金曜深夜発→月曜早朝着の旅行に指導者4名(内、1名は北米の先生)で行っています。強行すぎます。
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カエル (スンドゥプ)
2008-12-01 12:11:42
カエルはフィリピンで食べました。
フロッグレッグとメニューにありました。
頼むを小さいやつが揚げて10本以上出てきます。
ビールのおつまみに良かったでした。

こういうお店は貴重ですね。
おまけにフォアグラ500円は安いです。
フィリピンでもフランス料理屋に行くと、フォアグラを頼みました。(日本に比べて安いです。)

奥さんの満足度が高くてよかったですね。
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アミーガさん (犬鍋)
2008-12-09 22:47:48
ごぶさたしています。

〉おめでとうございます。

誕生日を素直に喜べない年齢です。

〉4淑女

淑女というにはたくましすぎ。みな体育会系です。

〉金曜深夜発→月曜早朝着

円高の折,賢い旅行かもしれません。
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1年に1回くらいは (犬鍋)
2008-12-09 23:02:45
いいけれど,そうそう行けません,高くて。

子どもの誕生日は,本人の希望通りに回転寿司かファミレス。

確かにカエルはビールが合うかもしれません。

タイで食べたバッタもそうですが,昆虫,両棲類という先入観を捨てれば,おいしく食べられます。
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