平成最後の4月30日、娘たちは都内の渋谷と秋葉原を見学するそうな。
私は、池袋でソウル時代の友人と夕食の約束をし、そのあと娘たちと合流することにしました。
友人は、このブログにもしばしば登場するKさん。滞韓26年で、昨年、日本に帰国しました。
五時に新大久保で待ち合わせ、以前行ったことのある「アジア食堂」に行きました。
「この前、韓国人と食事をしたんですが、彼が『ここの韓国料理はうまい』といって連れてきてくれたのがここなんですよ」
「ほんと?」
「そのときはチキンしか食べませんでしたけど」
「なんか信じられないなあ。この店、韓国料理と中国料理を区別できてないみたいだけど」
この店は、アジアの8か国の料理を出しますが、いちおう、8か国が4グループに分かれていて、インド・ネパール料理、シンガポール・マレーシア料理、タイ・ベトナム料理、中国・韓国料理。
タイ・ベトナムと、中国・韓国というくくりかたは、大雑把すぎます。
このときはネパール料理を食べました。羊の干し肉の煮込みとネパール風餃子。前者はとても歯ごたえがありました。
「7時に娘たちと池袋のフィリピンバーで会うんだけど、いっしょにいかが?」
娘がフィリピン人男性と知り合ったいきさつをざっと話しました。
「私がいっしょに行っちゃっていいんですか? 大事なお食事の場じゃないかと…」
「そんなことないです。人が多いほうが楽しいから」
フィリピンバーには、今日行くことを予告していました。
「フィリピン料理を作って待ってるよ」
ママからラインで連絡が来ていました。 行ってみると、客はなく、私たち4人の貸切状態。10連休中なので、お客さんは少ないのかもしれません。
ママ以外にフィリピン人女性が一人。初めて見る顔です。
「昨日から来てます。よろしく」
「前にいた人は?」
「ああ、2人ともやめた」
内紛でしょうか。こういう店はスタッフの入れ替わりが激しい。やめた2人のうちの1人はダニエルと同じ出身地だったのに、残念です。
「ああ、この方ね。娘さんのボーイフレンド。お名前は?」
「ダニエルです」
店の人とダニエルは、しばらくタガログ語でしゃべっていましたが、途中から英語になりました。
「そろそろフィリピン料理が恋しくなったでしょう?」
お店で用意してくれたのは、シニガンスープとシシグでした。シニガンは具だくさんの野菜中心のスープ。シシグのほうは、豚肉の辛い炒め物。
「アア、サン・ミゲル!」
ダニエルが目ざとく見つけました。 フィリピンの代表的なビールで乾杯したあと、キープしていたスコッチに移ります。
ダニエルは、酒に強いらしく、飲んでもかわらない。
「なんか、フィリピンの歌うたって!」
ここはカラオケもあります。
「ぼく、一曲だけ、フィリピンの歌、うたえますよ」 とKさん。
「アナックっていうんですけど、日本語でもカバーされてます。杉田二郎が」
「古い! 40年ぐらい前ですね」
「ダニエルも、これから日本語勉強するんでしょう。歌がいいわよ、日本語の勉強に」
私は、池袋でソウル時代の友人と夕食の約束をし、そのあと娘たちと合流することにしました。
友人は、このブログにもしばしば登場するKさん。滞韓26年で、昨年、日本に帰国しました。
五時に新大久保で待ち合わせ、以前行ったことのある「アジア食堂」に行きました。
「この前、韓国人と食事をしたんですが、彼が『ここの韓国料理はうまい』といって連れてきてくれたのがここなんですよ」
「ほんと?」
「そのときはチキンしか食べませんでしたけど」
「なんか信じられないなあ。この店、韓国料理と中国料理を区別できてないみたいだけど」
この店は、アジアの8か国の料理を出しますが、いちおう、8か国が4グループに分かれていて、インド・ネパール料理、シンガポール・マレーシア料理、タイ・ベトナム料理、中国・韓国料理。
タイ・ベトナムと、中国・韓国というくくりかたは、大雑把すぎます。
このときはネパール料理を食べました。羊の干し肉の煮込みとネパール風餃子。前者はとても歯ごたえがありました。
「7時に娘たちと池袋のフィリピンバーで会うんだけど、いっしょにいかが?」
娘がフィリピン人男性と知り合ったいきさつをざっと話しました。
「私がいっしょに行っちゃっていいんですか? 大事なお食事の場じゃないかと…」
「そんなことないです。人が多いほうが楽しいから」
フィリピンバーには、今日行くことを予告していました。
「フィリピン料理を作って待ってるよ」
ママからラインで連絡が来ていました。 行ってみると、客はなく、私たち4人の貸切状態。10連休中なので、お客さんは少ないのかもしれません。
ママ以外にフィリピン人女性が一人。初めて見る顔です。
「昨日から来てます。よろしく」
「前にいた人は?」
「ああ、2人ともやめた」
内紛でしょうか。こういう店はスタッフの入れ替わりが激しい。やめた2人のうちの1人はダニエルと同じ出身地だったのに、残念です。
「ああ、この方ね。娘さんのボーイフレンド。お名前は?」
「ダニエルです」
店の人とダニエルは、しばらくタガログ語でしゃべっていましたが、途中から英語になりました。
「そろそろフィリピン料理が恋しくなったでしょう?」
お店で用意してくれたのは、シニガンスープとシシグでした。シニガンは具だくさんの野菜中心のスープ。シシグのほうは、豚肉の辛い炒め物。
「アア、サン・ミゲル!」
ダニエルが目ざとく見つけました。 フィリピンの代表的なビールで乾杯したあと、キープしていたスコッチに移ります。
ダニエルは、酒に強いらしく、飲んでもかわらない。
「なんか、フィリピンの歌うたって!」
ここはカラオケもあります。
「ぼく、一曲だけ、フィリピンの歌、うたえますよ」 とKさん。
「アナックっていうんですけど、日本語でもカバーされてます。杉田二郎が」
「古い! 40年ぐらい前ですね」
「ダニエルも、これから日本語勉強するんでしょう。歌がいいわよ、日本語の勉強に」
ママさんは、歌で日本語を覚えたそうです。
そのうち韓国語の歌も歌ったりして、日本語、タガログ語、英語、韓国語が乱れ飛ぶ、何が何だかわからない雰囲気の中で、平成最後の夜が更けていきました。
そのうち韓国語の歌も歌ったりして、日本語、タガログ語、英語、韓国語が乱れ飛ぶ、何が何だかわからない雰囲気の中で、平成最後の夜が更けていきました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます