韓国出張の朝、忘れ物はないか、念入りに点検します。以前の韓国出張でパスポートを忘れ、大変な目にあったからです。
(よし! OK)
新大阪の改札口まできたとき、コートを着てこなかったことに気がつきました。
(アイゴ! 昨日の夜、ちゃんと用意していたのに!)
しかし、取りに戻ると特急はるかに乗り遅れるし、一本あとでは到着時間がフライトぎりぎりになる。
はるかに乗ってから、ソウルの天気を検索しました。
本日の最低気温 零下2度!
関西空港内のユニクロで、今盛んに宣伝しているライトダウン(6000円)を買いました。これが大成功。
出張先に着くと、現地駐在員が迎えてくれました。心持ち赤い顔をしています。
「二日酔いですか?」
「違うんですよ。先週の土曜日から急に冷え込んで、風邪をひいてしまったんです。今も熱があるんです」
「それは失礼しました」
「残念ながら、今回は夜、おつきあいできません」
10月末から大型の寒気団が張り出してきて、韓国には本格的に冬が到来しました。
ところで、風邪のことを韓国語ではカムギといいます。漢字語で、漢字表記は「感気」。日本語では「寒気」と同じ音になりますが、韓国語では寒気のほうは「ハンギ」なり、音が違います。
出張時にいつもつきあっていただく在韓日本人も、生憎、日本に帰っていてすれ違い。韓国の知り合いに、久しぶりに電話してみました。
「ああ、犬鍋さん、オレガンマニムニダ(お久しぶりです)」
「急なんだけど、今晩、空いてる」
「今晩ですか…。ちょっと遅くなりますが…」
「場所はどこにしましょうか」
「ぼくは8時まで、シンドリム(新道林)で用事があります。実は父は倒れて入院してるんです。面会時間が8時までなので、そのあとなら」
「それは大変ですね。僕は仁寺洞だから、中間のノリャンジンでどうですか」
「そうしましょう」
冬は魚がおいしい。魚市場にいけば、クァメギがあるかもしれないし。
ということで、ノリャンジン水産市場に行くことになりました。
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