ダニエルは、実際に日本を自分の目で見た後、日本に住みたい、日本で働きたいという思いをいっそう強くしたようです。それで、フィリピンに帰った後、すぐに日本語の勉強を始めました。
バギオは「学園都市」なので、英語学校だけじゃなく、その他の語学学校も多いのかと思いきや、そんなことはない。
バギオに日本語学校は2校しかないそうです。
日本語学習需要が少ないかというと、そんなことはなさそう。2015年のデータでも、フィリピンにおける日本語学習者数は世界9位で約5万人。ただ、日本語教育機関が首都マニラに集中していて、バギオのような地方都市には少ないということのようです。
バギオは「学園都市」なので、英語学校だけじゃなく、その他の語学学校も多いのかと思いきや、そんなことはない。
バギオに日本語学校は2校しかないそうです。
日本語学習需要が少ないかというと、そんなことはなさそう。2015年のデータでも、フィリピンにおける日本語学習者数は世界9位で約5万人。ただ、日本語教育機関が首都マニラに集中していて、バギオのような地方都市には少ないということのようです。
なぜ、地方都市に日本語学校が少ないか。たぶん、「儲からない」からでしょう。
バギオの「英語学校」の生徒は日本人や韓国人で、お金を持っている。しかし、日本語学校の生徒は当然フィリピン人で、貧しい。
もちろん、貧富の差の大きい国柄ですから、富裕層もいるのですが、そのような層はマニラに住んでいる。
教師はというと、日本人教師がやるには給料が少なすぎて、ほとんどボランティア水準。フィリピン人の場合も、もし日本語ができるなら日系企業で働いたほうが稼げるんでしょうね。
バギオの「英語学校」の生徒は日本人や韓国人で、お金を持っている。しかし、日本語学校の生徒は当然フィリピン人で、貧しい。
もちろん、貧富の差の大きい国柄ですから、富裕層もいるのですが、そのような層はマニラに住んでいる。
教師はというと、日本人教師がやるには給料が少なすぎて、ほとんどボランティア水準。フィリピン人の場合も、もし日本語ができるなら日系企業で働いたほうが稼げるんでしょうね。
フィリピンにかぎらず、タイもミャンマーも、日本語学校は首都(バンコク、ヤンゴン)に集中しており、地方都市にはほとんどないということを聞いたことがあります。
ダニエルが通うことにした日本語学校は、週3回、1回2時間、4か月のコースだそうです。
ダニエルは日本語をゼロから習うので、初級コース。先生はフィリピン人。使う教科書は、『みんなの日本語』。日本語教育の教科書としてもっともひろく使われている教科書です。
ところがLINEで送ってもらった画像をみると、刷色はモノクロ。
みんなの日本語ってフルカラーじゃなかったかな?
おそらく、フィリピンで出ている海賊版か、学校が勝手にモノクロでコピーして使っているのでしょう。
しかも、バージョンが古い!
みんなの日本語は、2012年に改訂版が出ていて、それからもう5年以上たっているのに、いまだに1998年に出た初版を使っているようです。
たぶん、レコードとか、カセットテープとか、今は使わない語彙が載ってるんだろうなあ…。
私が韓国に赴任した1990年代半ば、韓国の日本語学校では「長沼の日本語」(1950年ごろの刊行)という古色蒼然とした教科書が使われていて、びっくりしたものですが、フィリピンでは20年前に刊行されたものが普通に使われているようです。
ダニエルが通うことにした日本語学校は、週3回、1回2時間、4か月のコースだそうです。
ダニエルは日本語をゼロから習うので、初級コース。先生はフィリピン人。使う教科書は、『みんなの日本語』。日本語教育の教科書としてもっともひろく使われている教科書です。
ところがLINEで送ってもらった画像をみると、刷色はモノクロ。
みんなの日本語ってフルカラーじゃなかったかな?
おそらく、フィリピンで出ている海賊版か、学校が勝手にモノクロでコピーして使っているのでしょう。
しかも、バージョンが古い!
みんなの日本語は、2012年に改訂版が出ていて、それからもう5年以上たっているのに、いまだに1998年に出た初版を使っているようです。
たぶん、レコードとか、カセットテープとか、今は使わない語彙が載ってるんだろうなあ…。
私が韓国に赴任した1990年代半ば、韓国の日本語学校では「長沼の日本語」(1950年ごろの刊行)という古色蒼然とした教科書が使われていて、びっくりしたものですが、フィリピンでは20年前に刊行されたものが普通に使われているようです。
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