日曜日の昼どき,オフィス街の食堂は閉まっているところが多い。雨も降っているので,仁寺洞まで足を伸ばすのも億劫で,手近な食堂に入りました。
店の外に
「初伏 パンゲタン(半鶏湯)」
という急ごしらえの看板が出ています。
(そういえば,初伏は昨日だったな。補身湯を食べたいところだが…。まあ,半鶏湯で我慢しよう)
中に入ると,お店の人がひまそうにしています。クーラーはなく,扇風機が回っている。
3人揃って半鶏湯を注文しました。半鶏湯というのは,蔘鶏湯の廉価版。蔘鶏湯は若鶏がまるまる一羽入っているのですが,半鶏湯のほうはそれが半分なのです。
出てきたのは…。
(こ,これは…)
石鍋に煮えたぎったサムゲタンがグツグツいいながら出てくることを期待していたのですが…。
まず,器からして専門店とは違う。ただの丼に入っています。白濁したお粥らしき液体の中に,鶏のバラバラ死体が浸っている,という感じ…。
見た瞬間に「失敗した」と感じたのは,他の二人の顔からも窺えます。「初伏」に便乗して,普段はないメニューを出し,翌日も余ったから売っているのでしょう。
本来は,鶏の内臓を全部出した中に,もち米とナツメ,栗,高麗人参など滋養豊富な山の幸を入れて煮込むもの。そのようなものはいっさい見当たらないうえに,お米ももち米ではなくただの米のようです。
扇風機の回る蒸し暑い店内で,汗をかきながらすすりました。(ただ,味はそんなに悪くなかった)
あとから入ってきたお客さんのテーブルから,異臭が漂ってきます。
(あ,これは納豆だ)
この店は「チョングクジャン」もあったのでした。チョングクジャンというのは大豆のつぶつぶが残っている味噌の鍋で,においが納豆そっくり。ただし,納豆のねばねばはありません。駐在していたときは,ときどき納豆が恋しくなったときに注文したりしました。
(チョングクジャンにすればよかったな)
ま,半鶏湯も安いからいいか。
昨今,サムゲタンは1万2000ウォンぐらい。半鶏湯も7000ぐらいするのが普通ですが,この店は5000ウォン,その他のチゲ類(チョングクジャンも含め)はすべて4000ウォン。昼御飯を5000ウォン以下で食べられるのは,最近では珍しいかもしれません。
韓国経験の浅いほかの二人は,それなりに満足して店を出たのでした。
店の外に
「初伏 パンゲタン(半鶏湯)」
という急ごしらえの看板が出ています。
(そういえば,初伏は昨日だったな。補身湯を食べたいところだが…。まあ,半鶏湯で我慢しよう)
中に入ると,お店の人がひまそうにしています。クーラーはなく,扇風機が回っている。
3人揃って半鶏湯を注文しました。半鶏湯というのは,蔘鶏湯の廉価版。蔘鶏湯は若鶏がまるまる一羽入っているのですが,半鶏湯のほうはそれが半分なのです。
出てきたのは…。
(こ,これは…)
石鍋に煮えたぎったサムゲタンがグツグツいいながら出てくることを期待していたのですが…。
まず,器からして専門店とは違う。ただの丼に入っています。白濁したお粥らしき液体の中に,鶏のバラバラ死体が浸っている,という感じ…。
見た瞬間に「失敗した」と感じたのは,他の二人の顔からも窺えます。「初伏」に便乗して,普段はないメニューを出し,翌日も余ったから売っているのでしょう。
本来は,鶏の内臓を全部出した中に,もち米とナツメ,栗,高麗人参など滋養豊富な山の幸を入れて煮込むもの。そのようなものはいっさい見当たらないうえに,お米ももち米ではなくただの米のようです。
扇風機の回る蒸し暑い店内で,汗をかきながらすすりました。(ただ,味はそんなに悪くなかった)
あとから入ってきたお客さんのテーブルから,異臭が漂ってきます。
(あ,これは納豆だ)
この店は「チョングクジャン」もあったのでした。チョングクジャンというのは大豆のつぶつぶが残っている味噌の鍋で,においが納豆そっくり。ただし,納豆のねばねばはありません。駐在していたときは,ときどき納豆が恋しくなったときに注文したりしました。
(チョングクジャンにすればよかったな)
ま,半鶏湯も安いからいいか。
昨今,サムゲタンは1万2000ウォンぐらい。半鶏湯も7000ぐらいするのが普通ですが,この店は5000ウォン,その他のチゲ類(チョングクジャンも含め)はすべて4000ウォン。昼御飯を5000ウォン以下で食べられるのは,最近では珍しいかもしれません。
韓国経験の浅いほかの二人は,それなりに満足して店を出たのでした。
プンオは鮒で,スケソウダラはプゴ(北魚)でした。(だんだん韓国語を忘れていきます…)
ファンテも同じだと思います。
コリアナ裏にあった店では,ファンテヘジャンククという名前で,プゴククと同じものを出していました。
今晩のわが家のおかずは,カルチ(太刀魚)を韓国風に辛く煮つけたものだったのですが,ファンテタンは,家で作るわけにはいかないかもしれないですね。
日本で食べようと思ったらコリアンタウンを探さなければならないでしょう。
会社の食堂メニューは、まさに半鶏湯でした。
就業後、みんなどこかでケコギか、サンゲタンを食いに行こうと相談していました。私は所要があったので昨日はまっすぐ帰宅しました。
>スケソウダラの干物のスープ
プゴタン?ファンテタン?ですかね。
西大門通り沿いの警察庁のとなりに非常においしいチンブリョンというファンテタン屋さんがあり、パンチャンも、ファンテグイもおいしいので昼食に食べにいきます。
二日酔いの昼には欠かせないですね。
日本語では五臓六腑に染み渡るという言葉がありますが、二日酔いの昼食でファンテタンを食べると指先まで染み渡るような気がします。
目下の私の悩みは帰国後、ファンテタンを日本でどう探すかです。
別に二日酔いでなくてもおいしいですが。
ミョンドンの北の武橋洞に専門店があり,高い(当時6000ウォン,今は8000ウォン?)なのに,行列ができるほど人気でした。
〉カボチャ粥
私の場合,あの甘さが苦手だったので,少し高いけれど,アワビ粥を頼むことが多かったですね。