米大リーグ、ドジャーズの大谷選手が50-50を達成して、米国でも賞賛を浴びています。
50-50というのは、1シーズンに50本塁打と50盗塁を同時に達成すること。
実際には、54-59までいったのですが、きりのよい数字で「50-50クラブ」などと言われています。
通過点の「40-40」は史上6人目、50-50は大谷が初めてで、前人未到。
これがなぜすごいのか、よくわかりませんでしたが、今回、いろいろなニュースの解説を読んで、わかりました。
1シーズンのホームラン数なら、50本を超えた人が何人もおり(最多はバリー・ボンズの73本)、盗塁もそう(最多はリッキー・ヘンダーソンの130個)。
しかし、50本、50盗塁を同一シーズンで達成するのは至難の業。
まず、ホームラン打者はパワーが必要なので、体が大きく、体重も重い選手が有利。そうなると、必然的に足が遅くなって、盗塁は少なくなる。パワーとスピードの両立は難しいということです。
また、ホームランをたくさん打つと、塁に出ない(本塁に戻ってしまう)ので、盗塁機会が少なくなる。
ふむふむ。
しかし、いくつかの解説記事の中で、「盗塁が多くなるとむしろホームランが増える」と言っている人がいました。
一つは、ドジャーズと対戦して大谷にホームランを打たれた捕手の証言。
大谷を塁に出すと、盗塁される。四球は二塁打と同じだ。だから、歩かせないで勝負しようとする。その結果、ホームランを打たれることも多くなる、というもの。
もう一つは、盗塁を狙うことで、ピッチャーの投球動作や配球をじっくり見ることになり、それがバッティングのときに、おおいに参考になる、というもの。
どちらも「なるほど」ですね。
大谷は来年は投手として復帰するそうですから、さすがに(登板日の)盗塁は減るでしょう。
10勝-40本塁打-30盗塁なんてことが実現したら、すごいですね。
まずは、ポストシーズンの活躍が楽しみです。
スーパースター、大谷翔平①
スーパースター、大谷翔平②
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