犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

なぜ大谷の50-50がすごいのか

2024-10-04 23:33:49 | 日々の暮らし(2021.2~)

 米大リーグ、ドジャーズの大谷選手が50-50を達成して、米国でも賞賛を浴びています。

 50-50というのは、1シーズンに50本塁打と50盗塁を同時に達成すること。

 実際には、54-59までいったのですが、きりのよい数字で「50-50クラブ」などと言われています。

 通過点の「40-40」は史上6人目、50-50は大谷が初めてで、前人未到。

 これがなぜすごいのか、よくわかりませんでしたが、今回、いろいろなニュースの解説を読んで、わかりました。

 1シーズンのホームラン数なら、50本を超えた人が何人もおり(最多はバリー・ボンズの73本)、盗塁もそう(最多はリッキー・ヘンダーソンの130個)。

 しかし、50本、50盗塁を同一シーズンで達成するのは至難の業。

 まず、ホームラン打者はパワーが必要なので、体が大きく、体重も重い選手が有利。そうなると、必然的に足が遅くなって、盗塁は少なくなる。パワーとスピードの両立は難しいということです。

 また、ホームランをたくさん打つと、塁に出ない(本塁に戻ってしまう)ので、盗塁機会が少なくなる。

 ふむふむ。

 しかし、いくつかの解説記事の中で、「盗塁が多くなるとむしろホームランが増える」と言っている人がいました。

 一つは、ドジャーズと対戦して大谷にホームランを打たれた捕手の証言。

 大谷を塁に出すと、盗塁される。四球は二塁打と同じだ。だから、歩かせないで勝負しようとする。その結果、ホームランを打たれることも多くなる、というもの。

 もう一つは、盗塁を狙うことで、ピッチャーの投球動作や配球をじっくり見ることになり、それがバッティングのときに、おおいに参考になる、というもの。

 どちらも「なるほど」ですね。

 大谷は来年は投手として復帰するそうですから、さすがに(登板日の)盗塁は減るでしょう。

 10勝-40本塁打-30盗塁なんてことが実現したら、すごいですね。

 まずは、ポストシーズンの活躍が楽しみです。

スーパースター、大谷翔平①

スーパースター、大谷翔平②

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なぜ人を殺してはいけないのか③ | トップ | なぜ人を殺してはいけないのか④ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の暮らし(2021.2~)」カテゴリの最新記事