韓国から帰って2日後、スペインに旅立ちました。
お盆休みの家族旅行です。妻と二人の娘(三女と四女)は、一足先にスペイン入りし、私は二日遅れてマドリードで合流しました。
キャセイ航空の格安航空券で、ほぼ24時間かけて、マドリードの空港に着いたのは朝の8時過ぎ。
空港からバスでアトチャ駅に着くと、そこに家族が迎えに来てくれていました。宿は4女がエアビー(Airbnb)という格安の民泊を予約していて、アトチャ駅から徒歩10分。いったん宿に荷物を置いた後、私が時差ボケであることにお構いなしに市内観光に連れ出されました。
まずは日曜日の午前中だけやっているという蚤の市。スリが多いというのでカバンは前に抱えながら見て歩きます。家族は服を私はベルトを買いました。
昼は近くのレストランでタパスにビール。いったん宿に戻って一休みしたあと、夕方は美術館に行きました。
私は出張で何度もマドリードに来ていて、すでに行ったことがあるのですが、家族は初めて。夕方5時過ぎに行くと入場料が無料になるのがうれしい。まずピカソのゲルニカがあるソフィア王妃芸術センターでゲルニカだけを見た後、近くのプラド美術館に行きます。みな絵はそんなに詳しくないので、ベラスケスやゴヤといった有名画家の絵を足早に回ります。
「こんなに広いんじゃ、1時間では回れないね」
「1日でも無理だよ。ちゃんと見たいなら、最後の日にもう一回来れば?」
「いや、そこまでしなくてもいいや」
次の日からはバルセロナに行き、最後にマドリードでもう1泊する予定なのです。
マドリードの夜はいつまでも明るい。
美 術館が閉館時間になって追い出された後、マヨール広場に行きました。私が勧めておいた「サン・ミゲル市場」はすでに前日に行き、いろんなタパスを食べたとのこと。
この日の夕食は、「生ハム博物館」という生ハムのチェーン店でいちばん上等なイベリコ豚の生ハムにワインでした。
宿に戻った時は11時を回っていました。
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