私にとって2日目、家族にとっては4日目にバルセロナに向かいました。
宿をチェックアウトし、徒歩でアトチャ駅に。途中のカフェで、イカフライのサンドイッチの朝食。
アトチャからAVEという高速鉄道に乗ります。マドリードとバルセロナはたいたい東京―大阪ほどの距離で、鉄道で3時間弱。私が学生時代、ヨーロッパに貧乏旅行をしたとき、マドリードとバルセロナ間は高速鉄道がなく、夜行列車で行きました。この35年の間に、ずいぶん便利になりました。
車窓の風景はどこまでも続く原野。農地というよりは荒れ地に近く、変化に乏しいので、疲れもあって、寝てしまいました。
バルセロナに着いたのはお昼過ぎ。ここでの宿泊もエアビーです。
かなり古い建物の4階。大きな家を民泊に改造して5部屋ぐらいがあるようでした。オーナーも同じところに住んでいます。エレベーターは昔の映画に出てくるような旧式なタイプで、ドアが二重になっている。娘たちは珍しがっていました。
われわれが着くと、オーナーの若い女性が流暢な英語で部屋のことや近くのおすすめレストランなどを説明してくれました。バス・トイレは共用で3つあること、ダイニングキッチンで簡単な炊事が可能で、コーヒーメーカーも自由に使っていいこと、洗濯機、乾燥機も使えること…。
午後はとりあえず海岸に向かって歩くことに。
途中、市場でオリーブオイルのお土産を買ったり、古いカテドラルを見たり。カテドラル近くのレストランでは、スペイン式のランチ。前菜と主菜を別々に選ぶのですが、どちらも量が多い。4人が重複しないように注文し、計8種類の料理を食べることができました。
海岸に行く途中でスラム街っぽい一角を通ったときは、ちょっと怖い気がしましたが、ビーチはリゾートの雰囲気でした。夏のバカンスで、ビーチはイモ洗い状態。
「これじゃ泳ぐ気がしない」
娘たちは水着も持ってきていたのですが、海水浴は断念。
疲れて、帰りはタクシーに乗りました。
運転手さんは英語があまりできなかったのですが、スマホでグーグル翻訳を起動。スペイン語を即座に日本語にしながら会話をしました。
「あしたはどこに行くの」
「サグラダファミリア教会です」
「モンセラットは行かないの?」
「モンセラット?」
「山の上にある修道院で、すばらしい景色だよ」
「知らなかった。あさって行こうかな」
宿に着いてからガイドブックを見ると、モンセラットはバルセロナから1時間半ほどの景勝地で、山岳鉄道やケーブルカーで登り、絶景が楽しめるということです。
サグラダファミリア以外、これといった計画はなかったので、バルセロナでの三日目に行くことにしました。
この日は昼食の量が多くて、夜、ぜんぜんお腹が空いていなかったので、スーパーでワインとパン、市場で買ったパテなどで、宿で簡単に済ませました。
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