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報道されている通り、韓国の大統領選挙は、野党国民の力の尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補が僅差で当選しました。
最終的な得票率は、尹錫悦が48.56%(1639万4815票)、与党の李在明(イ・ジェミョン)が47.83%(1614万7738票)。その差0.73%(24万7077票)。
これまでの大統領選挙の中で、もっとも僅差の戦いだったそうです。
最後に発表された世論調査では尹候補が優勢でしたし、その後、安哲秀(アン・チョルス)候補が辞退し、野党が一本化されたので、尹候補がもっと大きな差で勝利すると思っていたので、意外でした。
選挙当日、投票終了直後に発表された出口調査が、尹48.4%、李47.8%でほぼ互角。
ネットでは、韓国の報道各社が開票速報を刻々と伝えていましたが、最初は李候補が5%以上リード。
後で知ったところでは、最初に開票されたのが期日前投票で、期日前投票の投票率が、李候補の票田である湖南地方(全羅道)が高かったから、ということですが、速報を見ていた時は知らなかったので、
(もしかしたら李在明が勝つのか!)
と思いました。
開票が進むにつれ、その差がじわじわと狭まり、午前1時前に尹候補が逆転。
2時半ごろ、尹候補の優勢がはっきりしてきたのを見極めてから寝ました。
どうも、野党候補一本化が、そのまま尹候補に有利になったというわけではなかったようですね。
安支持者の中には、アンチ2大政党の人がいて、候補辞退で棄権に回った人もいたのでしょう。
また、野党一本化が、与党支持者の危機感をあおり、一本化がなければ棄権したかもしれない人が、投票に行くことにしたのかもしれません。
これだけの僅差ですから、ちょっとしたことで逆の結果が出たかもしれない。
最終的に尹候補が勝ったのは、コロナとウクライナと北朝鮮の動向が影響したんじゃないかと思います。
昨年末から徐々に増えていた新型コロナは、投票日の数日前から一気に感染爆発を起こしました。文大統領の自慢の種だったK-防疫の失敗があからさまに表れたわけです。
文大統領と与党は、K-防疫の喧伝で勝利した総選挙に味をしめて、感染者数が増えているのに「ウィズコロナ」に転換。規制を少しずつ緩めました。「日常回復」で選挙を有利に運ぼうとしたわけです。しかし、その思惑は外れたというかまったく逆効果となり、1日の感染者数20万人超えという感染爆発を引き起こしてしまったわけです。
「文大統領に騙された」と思った人たちも多かったと思います。そういう人たちが「政権交代」に票を投じたのでしょう。
一方、北朝鮮は、今年に入って9回もミサイルを撃ちまくっています。これも、文大統領の「対話路線」の失敗を物語るもの。
ロシアによるウクライナ侵攻も、韓国にとってはあまり身近な国ではないものの、あらためて「国防力の重要性」を感じた人もいるでしょう。
尹候補は、公約の一つに国防力の強化を挙げていました。
選挙結果について、すでにいろいろな分析がなされていますが、「コロナ感染爆発」、「ウクライナ侵攻」、「北のミサイル」のどれか一つが起こらなかったら、「0.73%」の差は簡単に逆転していたのではないかと思います。
最終的な得票率は、尹錫悦が48.56%(1639万4815票)、与党の李在明(イ・ジェミョン)が47.83%(1614万7738票)。その差0.73%(24万7077票)。
これまでの大統領選挙の中で、もっとも僅差の戦いだったそうです。
最後に発表された世論調査では尹候補が優勢でしたし、その後、安哲秀(アン・チョルス)候補が辞退し、野党が一本化されたので、尹候補がもっと大きな差で勝利すると思っていたので、意外でした。
選挙当日、投票終了直後に発表された出口調査が、尹48.4%、李47.8%でほぼ互角。
ネットでは、韓国の報道各社が開票速報を刻々と伝えていましたが、最初は李候補が5%以上リード。
後で知ったところでは、最初に開票されたのが期日前投票で、期日前投票の投票率が、李候補の票田である湖南地方(全羅道)が高かったから、ということですが、速報を見ていた時は知らなかったので、
(もしかしたら李在明が勝つのか!)
と思いました。
開票が進むにつれ、その差がじわじわと狭まり、午前1時前に尹候補が逆転。
2時半ごろ、尹候補の優勢がはっきりしてきたのを見極めてから寝ました。
どうも、野党候補一本化が、そのまま尹候補に有利になったというわけではなかったようですね。
安支持者の中には、アンチ2大政党の人がいて、候補辞退で棄権に回った人もいたのでしょう。
また、野党一本化が、与党支持者の危機感をあおり、一本化がなければ棄権したかもしれない人が、投票に行くことにしたのかもしれません。
これだけの僅差ですから、ちょっとしたことで逆の結果が出たかもしれない。
最終的に尹候補が勝ったのは、コロナとウクライナと北朝鮮の動向が影響したんじゃないかと思います。
昨年末から徐々に増えていた新型コロナは、投票日の数日前から一気に感染爆発を起こしました。文大統領の自慢の種だったK-防疫の失敗があからさまに表れたわけです。
文大統領と与党は、K-防疫の喧伝で勝利した総選挙に味をしめて、感染者数が増えているのに「ウィズコロナ」に転換。規制を少しずつ緩めました。「日常回復」で選挙を有利に運ぼうとしたわけです。しかし、その思惑は外れたというかまったく逆効果となり、1日の感染者数20万人超えという感染爆発を引き起こしてしまったわけです。
「文大統領に騙された」と思った人たちも多かったと思います。そういう人たちが「政権交代」に票を投じたのでしょう。
一方、北朝鮮は、今年に入って9回もミサイルを撃ちまくっています。これも、文大統領の「対話路線」の失敗を物語るもの。
ロシアによるウクライナ侵攻も、韓国にとってはあまり身近な国ではないものの、あらためて「国防力の重要性」を感じた人もいるでしょう。
尹候補は、公約の一つに国防力の強化を挙げていました。
選挙結果について、すでにいろいろな分析がなされていますが、「コロナ感染爆発」、「ウクライナ侵攻」、「北のミサイル」のどれか一つが起こらなかったら、「0.73%」の差は簡単に逆転していたのではないかと思います。
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