ラマダスウィート

　これまで出張者が常宿としていたのが，市庁のコリアナホテル。会社から近くてとても便利なので，ほかの選択肢をあまり考えずに使っていたのですが，料金が高い。
　それで，最近は経費節減のためにほかのホテルを当たっています。

　前回の出張は，明洞のイビスアンバサダー。

　２年ほど前にできたホテルで，既存のアンバサダーグループのソフィテル，ノボテルより安めの設定。コリアナホテルの１７万に比べてずいぶん安く，１１万ちょっとです。

　部屋は狭いものの，朝食，インターネット，サウナが宿泊料金に含まれているというのが魅力。ただ，ＫＡＬのリムジンが止まらないので，仁川空港からのアクセスは，最寄りのロッテホテルでバスを降り，地下道を通って５分ほど歩かなければならず，荷物の多いときは不便です。

　今回は，また別のホテルを使ってみました。

　ラマダスウィート。

　ラマダグループも，すでにルネッサンス，ラマダソウルと二つあったところへ，廉価版のホテルを最近作ったらしくて，値段はイビスアンバサダーと同程度。インターネット無料，朝食込みというのはイビスと同じですが，ＫＡＬリムジンが止まるというアドバンテージがある。

　部屋に通されてみると，イビスの二倍はあろうかという広々とした空間で，雰囲気も高級感が漂っていて，「これは勝負あった」という感じだったのですが…。

　夜，シャワーを使おうとして，とまどった。

　トイレといっしょの空間に楕円形の浴槽のみ置かれていて，しきりもカーテンもない。浴槽の蛇口の横にシャワーがついているですが，それを高い位置に固定することができない。シャワーを手に持ちながら使わないといけないうえに，浴槽が小さくて，派手に使えば，トイレじゅうが水浸しになりそう。

　とにかく使ってみるかと，蛇口をひねる。しかし，

お湯が出ない！

　いろいろ捜しても温度を調節する装置がありません。素っ裸で，部屋をうろうろしたすえ，部屋の床暖房のスイッチがシャワー温度の調節を兼ねていることを発見。やっとシャワーが浴びられると思いきや，

水圧が低い！

　チョロチョロとしか出ません。

ミチゲッソ～

　なんとか苦労しながら，シャワーを済ませると，なぜかトイレが水浸し。

（おかしいなあ，外に水が飛ばないように注意していたはずなのに…）

　ところが，よく見ると浴槽の排水口はどこにもつながっておらず，水はそのままトイレの床に垂れ流しになる構造であることが判明。

欠陥だ！

　あまりの不便さに，二日目は部屋のシャワーは使わないで，サウナに行こうと思ったのですが，こっちはイービスと違って有料（７７００ウォン）なのでした。いちいち頭に来る。

　ただ，同じホテルに泊まった別の出張者に聞くと，部屋のタイプはいろいろあるらしく，氏の泊まった部屋には浴槽がないかわりにシャワー室があったそうです。といっても，水圧が低く，温度調節が難しいというところは共通で，やはり不満たらたらでした。

　ラマダには絶対泊まらないぞ。