タイ語の系統は諸説あって,ベトナム語やカンボジア語(オーストロアジア語)と同系とする説があり,また中国語などのシナ・チベット語族と同系とする説もありますが,よくわからないようです。 そして,インドのパーリ語,サンスクリット語から大量の借用語があり,主に抽象的な語彙に多い。その点,日本語(や韓国語)における漢字語と類似しています。 たとえば,道について,日本語には「みち」という大和言葉と,「道路」 . . . 本文を読む
最近読んだ『ことばと思考』(今井むつみ,岩波新書)によると,言語によって色の数はずいぶん違うということです。 日本語は,基本的な色として,11色を区別しているとのこと。しかし,11色を区別する言語は日本語や英語など少数派で,ある研究では世界の119言語を分析した結果,10色以上が11言語,9~10色が8言語,8~9色が6言語,7~8色が14言語,6~7色が34言語,4~6が26言語,3~4が24 . . . 本文を読む