コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

秋期研修会 2回目

2006-10-10 18:45:39 | エンカウンターグループ
すっかり更新をサボっております。
研修会が始まって、ネタがあるにもかかわらず…
すでに、このあと3回目に参加しにいくというのに、2回目の分が書けてません。まぁ、行事など色々あったのは確かですが、要は私の気持ちの問題。

この日はちょっと遅れて参加したので、最初に語られていた話の元になる部分が聞けませんでした。どうも、チェックインのときに「夢」の話があった様で、そのことに触発された発言が多かったように思います。
もうひとつ、「怒り」ということを中心に「感情を出す」というテーマでも盛り上がりましたね。

すぐに感情を出してしまうことで悩んでいる方もいれば、感情を押さえて出せないことを問題にされている方もいる。
悩みや苦しみにも色々ありますね。

さて、そろそろ出発します。

秋期研修会 1回目

2006-09-29 01:22:29 | エンカウンターグループ
みなさまご無沙汰しておりました。
私としては、何度か携帯からアップしたのですが、写真容量が大きかったせいか、ブログに反映されておりませんでした。まぁちょっときれいな景色を見てそれを分かち合おうと写真を撮ってみたりしたようなものばかりなので、帰ってからあらためてもう一度…という気持ちになれなかったもんでね。

さて、表題のとおりいよいよ秋の研修会が始まりました。今回は「エンカウンターグループ」です。
7月に春期ミニカンが終わり、先週あった9月の月例会まで「カウンセリング」と冠のついた集まりには参加せず、ちょっと物足りない、寂しい気持ちがありました。その間も法座があったりして、心は色々動くのですが、どうも毎週の研修会がないと、カウンセリング的な聞き方が薄くなっている感じがあります。まぁ私の中で幅があって、その中の「仏法寄り」「カウンセリング寄り」ということで、今の私にはそれらを区別してるわけではなく、とろけこんでいる中での”意識”されるところも感覚ですね。

さぁ、前フリが長くなりました。
今回は定員いっぱいの12名、それに世話役の先生方が加わり、かなり大所帯な感じです。私が始めてお目にかかる方はお二人。半分は、春のミニカンから連続参加で、あとは以前の研修会でご一緒した方、それと研修会では始めてご一緒しますが、華光の法座でおなじみの方1名。
初参加の方も、他でワークは経験済みのようでした。

始めにエンカウンターグループの趣旨説明と注意事項があり、参加者各自の今の気持ちや参加動機のチェックイン。その後自由に進んでいきました。
「沈黙もOKです。2時間沈黙でもかまいません」という先生の言葉に、ほんのしばらく沈黙があったのですが、その後はいろんな話題がどんどんつながっていき、1回目にしてはかなり打ち解けた感じでした。
ある人がA/B/C三つの話題があるような話をされると、ある人はAに反応して話、一段落したら別の方がBについて思いを出す…それぞれにまた関わりがでてきて、話題としては行ったり来たりですが、言葉を介して糸がつむがれていく感じがありました。発言の少なかった方も「今日は聞こうと思ってました」という明確な意思を示されましたし、それぞれが自由に関わっていくいい感じに包まれていたかな。

ただ、私自身の体調が少し悪く、ずっと頭痛に襲われていたので、話題に入り込めるときは気にならないのですが、ちょっと一息つくと頭痛の方に気持ちが引きずられ、一歩、輪から離れていく感じを味わう時間が何度かありました。
ちょっと暑かったのか、最後は吐き気と戦ったりもしましたね。
しかし、途中退室を考えるほどでもなかったんでひと安心。

その日は帰ったらすぐに寝床に入って休みました。

二日たって落ち着いて振り返ってみましたが、毎回感じることではありますが、人が変わってグループの景色が変わると、また新しい何かが生まれてきますね。
私としては、月例会で「ロジャース」さんの理論もかじりだしましたので、頭と体感を照らし合わす実践場としながら楽しむつもりです。

冬期研修会打ち上げ

2006-03-30 22:45:59 | エンカウンターグループ
昨晩は冬期研修会の打ち上げがありました。
ようは飲み会なのですが、10回のワークで少しずつ深まってきた仲間達と交わすお酒は格別のものがあります。

残念ながら、普段のように円座になることが出来ないのでどうしても正面や横の人との関わりが中心になります。自然といくつかの話題に別れ、気になる話題が耳に届いても間にいる人を頭越しにして話に加わるのは難しいです。

逆に言えば、円座になって空間を共有しながら深め合っていくエンカウンターグループの素晴らしさ…それを再確認できた気がします。

とはいいながら、あまり膝突き合わせて話する機会が少なかった方とじっくり話しできましたし、自転車で来てた女の子を(私も自転車で行っていた)家まで送る間にもいろいろ話できました。

また5月から新しいグループでミニカンが始まります。また参加する予定です。
今回知り合った人たちの少しでも多くの方と再会したいですね。

冬期研修会 10回目

2006-03-24 01:07:58 | エンカウンターグループ
いよいよエンカウンター最終回。

今回は10回の研修を通じての思いなどを話し合いました。
私としては、回を重ねるごとに深まっていった感じがあります。初めて出会った方々も、話題の中心になり話をしてくださるごとにその”ひととなり”が見えてきて、どんどん親しくなった気がします。
しかし、それは錯覚で、それくらいでその人が判ったつもりになるとえらい事です(笑)でも、すべてを知らなくても、その人の歴史があるってことを受け止めることで、すごく近づいた気がするんです。

私自身のところでは、調子の良かった前半・中盤に比べ、後半失速(というか沈んだというか)時期があり、皆様にご心配をかけましたが、「気にしてもらっていた」ことを皆さんが表明してくださり、消えきっていない自身のエネルギーを揺り動かされ、この日の研修会では活きが少し戻っていたように思います。(皆さんにも顔色が違うといっていただきました)

さて、この日は通常の語り合いだけでなく、一人のメンバーが予告していた「おいしいケーキ」を用意してくださり、別の方が紅茶を用意してくださって、リラックスしたサロン的な雰囲気を持ちました。
さらに、ある方(今回のグループのメンバーではない)が描かれた絵を皆で鑑賞し、感想を述べ合う時間がありました。

よく、心理テストなどで「絵をどのように見ているか」で判断するものがありますが、一つの絵なのにいろんな見方があることが面白かったですね。またそれだけにとどまらず、他の方の感想を聞くとまた違った見え方がしてくる。
ひとりだと固定してしまう感覚を、グループで話し合って影響し影響され、相互に響きあっていく様は、まさにエンカウンターだと実感しました。
ミニカンを通じて、実感を言葉にすることを覚え、エンカウンターグループでそれを深め合っていく体験が出来ました。

また同じメンバーで同じ時間・空間を過ごせることはまずないと思います。
貴重な10回のグループワークでした。

また、春からミニカンに参加する予定ですが、次は自分の得た「カウンセリングで自由になっていく喜び」をクライエントに感じてもらうことを意識して”勉強”の段階に入りたいと思っています。

その実践として、時間の制約が少なくて済むインターネットを利用した、カウンセリングの実験を始めます。
もう少し、整ったらここでも発表することにします。

冬期研修会 9回目…とその前後

2006-03-08 23:51:27 | エンカウンターグループ
先週から気持ちが急浮沈…ジェットーコースター状態です。
今は…底から少し浮き上がってるあたりかな。

先週、ある方からお便りをいただき、知り合って数回の間に色んな関わりができてお互いに「あなたに興味がある」状態になっていたことがうれしかった。なんかウキウキする感じがして、次に会う時を楽しみにしていた感じがありました。

その後、いろいろあってどん底へ。いままで蓄えて、発していこうとしていたエネルギーが吸い取られたような感じで、途方にくれた感じに。

自分に興味を持ってくれた人に、そんな負の状態をさらしたくない気持ちにもなったけど、そういうものも含めて”私”だと…ある意味、どのようなことになってもそれがその時の”私”だという受け止めを支えに参加したのが今回の研修会でした。

参加の皆様には負のエネルギーを振りまき、申し訳ないなと。しかも半分くらいの方がちょっと遅れての参加で、事情もそこそこしかわからない状況での流れに戸惑われたのではと思います。にもかかわらず、色々関わってくださる。参加してよかったです。

なんて、このブログだけで見てる方は余計に事情がわからんでしょうね(苦笑)

もうエネルギーがなくなっていたかもと思ってましたが、色々な流れの中で動かされている私もいましたので、まだエネルギーは残っているようです。

が、しかし、その少しのエネルギーがまた私を苦しめています。

今日、華光会でも打ち合わせがあり、いろいろと動いていこうとする他の方のエネルギーを浴びました。また、ネットで紹介される話題やワークに、がんばっている、前向きに進んでいる方々のエネルギーを浴びました。すごく刺激される…なのに、うごめこうとする私のエネルギーを自由にさせてあげられない私がいます。

うーん、こんなこと書いてていいんだろうか。
ま、これも紛れも無い私だからねぇ。
さて、真宗カウンセリングへの道はどこに向かうのだろうか…。


冬期研修会 8回目

2006-03-02 18:43:45 | エンカウンターグループ


最初のチェックイン時に「スケジュール帳をみたら今日が8回目。早いですねぇ」とおっしゃる方がいた。ほんとうにそう思う。私もこういう形でタイトルに回数をつけてブログにしてるから、残りが少ないことを痛感する。

今回は、前のブログに書いた「思っていることを話してみた」ということをまず投げ出し、あとは場の流れに任せていた気がする。

流れの中心は、ある参加者の最近の心境。自身と仏法の関わりを通じて「変わってきている自分」というところを話してくださった。いつもなら一緒に法座に参加している仲間が半分いるのだが、今回はそのうち3人お休み。そのことが逆に「専門用語を使わずに伝えたい」という発言者の思いになり、私としては”面白い”展開になった。

他の方が発言者に質問をし、それに答えていくという展開なのだが、もし法座で同じやり取りになったら私が説明したり言い換えたりして整理しようとしたり、質問者の質問の内容ではなく”なぜその質問をしようと思ったのか”に気持ちの重点がいっていたと思う。(逆にいつもそう思って動きすぎていることが見えてきた)

今回は、「言葉に出来ないところを伝えたい」ということで発言者が奮戦していたが、発言者の言いたいことが上手く伝わらなかったかもしれない。でも、「何か伝えたいと思っていることが伝わってくる」という質問者の言葉にあるように、言葉ではなく発言者の”熱(エネルギー)”がその場にあふれ、皆に伝わっていた気がする。

「説明でなく、体験のところで」というアドバイスもあり、話が徐々に具体的になり、聞いた人がまたたとえなどをだして「私にはこう聞こえるのですが」と返していかれる。すごく動いている場だと感じた。

私自身はほっとくとどんどん説明したり整理したりするのから「ちょっと控えておこう」と言う思いに捉われ少し不自由さを感じていた。一方で、動いている場に任せていることの心地よさも感じていた。その辺は今後の課題として心にとどめておこうと思う。

話の内容のことになるのでここに書くのが適切かどうか迷うところではあるのだが…
話題の一つに「(自身のこだわりを)手放した」という言葉があった。流れは「どう手放した?」「何か力があった?」という質問になるのだが「何がとかどうとかじゃなく、手放していたと言う感じ」
このことが私にはすごく共感できて、そう感じている彼にうれしさを感じた。
手放すことが大事と教えられ、手放そうと頑張ったり、どうすれば良いかと悩んだり、手放した人を疎んだりする人を多く知っている。「手放すことが大事」と本当に聴いたら、その刹那手放している…これが本当に響いたってこと。頭で聞く・理解するのではなく、心で応えていくところ。ここは、体験の世界で、言葉にはできんのよねぇ。

冬期研修会 7回目

2006-02-24 03:40:11 | エンカウンターグループ
今回の研修会に参加するにあたり、私をひとつの思いが支配していました。先週起こった滋賀での幼児殺害事件です。無抵抗の幼児を殺害するという行為に対しての憤りももちろんあるのですが、加害者に対する報道などを見聞きすればするほど別の思いがわきあがってきます。加害者を加害者たらしめるまでの彼女の歴史…行為を容認するわけではないのですが、ただ行為を起こしていないだけで、同じような苦しみ・悲しみに囚われている人も多いのじゃないだろうか。私自身が子育てする中で、また保育園の役員をする中で、まずは身近の人たちと話をしてみたい…。まだ具体的に思いがまとまったり、行動しているわけじゃないのですが、カウンセリングにも関わる私として考えてみたいと思います。この件はいずれあらためて書こうと思います。

さて、そんな思いを最初のチェックインで話したのですが、ミニカウンセリングなどで話をしていくとどんどん自分の思いがはっきりしてくるのに対して、エンカウンターグループだと他の流れの中にいるために、自分が話の中心にいなければもやっとしたままだということを感じました。

序盤は絵の話題だったのですが、その流れに乗れず、もやもやした状態で耳だけ話題に向けてた感じです。そういうときに無理やり話題にあわせず、自由にしていられる自分だというのもカウンセリングワークで育ててもらっているんでしょうね。

後半は先週とは別のある方の「歴史」を話していただく流れになったのですが、いつからか気づけばその方の話に引き込まれていました。私の興味の”あるなし”に関わらず、流れに乗っている…その方の話術の巧みさもあるのでしょうが、活きた言葉のもつエネルギーに惹かれたでしょう。そのエネルギーに元気をもらった気がします。同時に今考えていることへのヒントもいただけました。それを活かせることができるかどうかは、私の動き次第ですね。

最後の分かち合いの時に、ある方が心境を語るときにゆっくりとでも力強く、前向きな発言をしてくださいました。きっとその方もこのエネルギーを受けて動き出されたんだろうと思います。

今期のワーク、前半は私が話する機会・隙間が多くあったのですが、皆さん慣れてきたのかどんどん前に出てこられます。(上手く流れに乗せるファシリエーターによるところもあります)自分の思いを深めるという意味ではミニカンのほうがいいのですが、こうしていろんな方のエネルギーを浴びられるエンカウンターの魅力にも気づき始めた気がします。

冬期研修会 6回目

2006-02-20 01:15:36 | エンカウンターグループ

はやくも後半に突入です。

今回の研修会は流れの中で、ある方の「歴史」をじっくり聞かせていただく場となりました。 内容は個人的なことなので、なんとも書きようが無いのですが…(難しいですね)

その方とは、そのまえの法座でも御一緒する機会があったのですが、このエンカウンターを通じて自己を表現するようになってこられる様子が感じられ、今回は堰を切ったように自分のことを話しされる。すごいです。

私自身、「自己を開かれていく」という感じをカウンセリング体験で受けているので、目の前でその様子を見ているとすごくうれしい感じに包まれます。

また、その方の気持ちの変化(仏教に関する気持ちの変化)に興味を持った方が居られ、その方に気持ちを聞いてみたい私がいました。残念ながら時間がありませんでしたが、次回にもその気持ちがあれば動いてみたいと思います。

今回、ほかに話題が無ければ話そうかと思っていた映画の話題があったのですが、そのことは私のもうひとつのブログ(音楽・映画の話題)に書いてみました。 http://manu.moe-nifty.com/manu/


冬期研修会 5回目

2006-02-15 11:17:54 | エンカウンターグループ
先週の研修会の分がまた遅れてしまいました。

エンカウンターグループでよく感じることですが、言葉を通して広がっていく感じを味わっています。

私が発言したことにある方が質問をされました。
質問されたこと(興味を持ってもらったこと)がうれしい私は、質問に応えようと言葉を重ねる。しかし途中で上手く応えられているか気になる。「この説明でわかりますか?」と。ある程度伝わってはいるようだがちょっと不安が残る。そこに先生が「私なりの聞き方ですが」と違う言い方で私の発言をまとめてくださる。自分の中で言葉にならない部分が省かれ、言葉になった部分だけでまとめてくださった言葉によって、伝わった部分と伝わらなかった(であろう)部分がはっきりしてくる。すると、今まで言葉にできていなかったことが新たな言葉として湧き上がってきて表に出てくる。

一方では、私自身の中で気づいていく動き。
もう一方では私を離れて自由に響きあっていく動き。

内と外の動きを感じられるワークでした。

冬期研修会 3・4回目

2006-02-03 02:06:47 | エンカウンターグループ
1週分書き損じてしまったのですが…
その場に起こった出来事は他の場所で語らない。これはカウンセリングの基本条件ですから、具体的な話は書きません。しかし、具体的な話抜きでエンカウンターグループの動きを伝えることは無理なんですねぇ…。

1対1のミニカウンセリングだと、私の心の動きを追っていくこともできるのですが、グループの場合かかわりが交差しますから追いかけきれない。困ったものです。

ま、あまり深く考えずに、私自身のログとして書いておきたいと思います。

この3・4回目の研修会は私の中では話題が続いています。
3回目のかかわりのときにある方に「批判されている気がした」ということを表明しました。正確には「最初は批判されているように感じたのだが、最後の方で違っていたことが判った。」と伝えようとしたと思います。私としては「批判されている」と感じたことを相手にぶつけるのではなく、自分のそのときの思いを表明したかったんです。ところが、「批判していると取られた」ことを重要視され、恐縮してしまわれたようです。
そのことを4回目のときに「雰囲気を悪くしたことが辛く、今回来るのに気が重たかった」と表明されました。そのことを中心に、4回目の研修会が進みました。

で、流れは省きますが、私としてはその「辛い思い」をはっきりと出してくださったことがごいと感じましたし、そのことを通じて、その方のことを少し知ることができた気がしました。

同時に、以前なら関係を重視してそのときの率直な思いに蓋をしがちだった私が、カウンセリングの場では気軽に、楽に、その場の気持ちを表明するようになっていることを感じます。

ますます面白くなってきました。

追伸:「はるき」さん、コメントありがとう。返事を書きそびれていましたので、この場で御礼を言っておきます。
また、書き込んでくださいね。