コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

成道会

2005-12-04 15:00:47 | コミュニケーションワーク
「じょうどうえ」と読みます。仏教の慶事で、12月8日なんですが、昨日、子どもが通園している保育園で成道会の集いがありました。お釈迦様が悟りをひらいて仏陀になられた日です。
その中で子どもたちがホールで歌を歌うイベントがありました。うちの子は落ち着きがなく、吠えたり跳び跳ねたり。
その時、副園長(通称 べっぴん先生)が子どもたちにかけた言葉が素敵でした。
「よし、みんなでオーイしよう」子どもたち「オーイ!」「次はジャンプしよう」子どもたちジャンプ!

駄目!とかやめなさいとか言われても余計に騒ぐ年頃。「いいよ」と言ってやらしたら落ち着くんです。
ここにコミュニケーションの大事なところがあると思います。否定じゃなく、受容の態度。許されているという事が伝わったら、聞いてくれる。

そういう先生に、子どもが育ててもらっているのが嬉しいです。

写真は集いの中でお釈迦様の物語を「四門出遊」から「お悟り」までパネルシアターで見せてくださった中の一節。今まさにお悟りを開かれようと菩提樹の下で瞑想されているところです。これを子ども達が一生懸命見てくれているのがまたありがたいです。

秋期研修回 10回目-最終回

2005-12-04 03:25:06 | ミニカウンセリング
あっという間に最終回の10回目になりました。

この日は逐語録発表はなく、ミニカン実践と感想の発表。

ちょっと遅れてくる方がいたので、最初はフリートーク。
ちょっと気になっていた「時間を守る」ことと「もう少し流れに任せて聞きたい」こととの兼ね合いを先生に質問することが出来ました。15分と決めてカウンセリングをすることの意味を教えてもらったのですが、最初に「今から15分は○○さんの時間です」という宣言を守ることが、同時に「自由にお話ください」「秘密はお守りします」と言う宣言を守ることにもつながることを知りました。時間と空間を大事にして、共有して、守ることが、カウンセラー・クライエント双方に重要なことなんですね。

実践はT(α)さんと。このTさんとは普段から話し合う機会が多いし、話題にすることの裏まで知り合っている中なので、実践するのは苦手なんですが…(笑)dめお今回は今までと違った感じでお互い向き合えていた気がします。
Tさんは風邪気味だったんでちょっと辛そうでしたが、先にクライエントしていただき、この10回での気持ちの変化を聞かせてもらいました。身体は辛そうでしたが、秋期研修会が始まる前のちょっと不調な気持ちの状態を話すことが出来るのは、この10回で振り返る余裕ができたからだと言う感じが伝わってきましたし、話出来てよかった感じが伝わってきてうれしかった。
変わって私がクライエントになって、最近の体調を通しての味わいや、感じることを話するのですが、その底には「今の自分の状態を押さえておける」自分があることを話していて気付いていきました。それもうれしいし、そのことがカウンセラーに伝わっていることもうれしかった。

この10回を通じての感想は、また改めて書こうと思います。