コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

秋期研修会 8回目

2006-11-18 13:27:19 | エンカウンターグループ
先に月例会の報告をしたが、その前日の火曜日に8回目のエンカウンターグループがあった。今回は家の都合で遅れての参加になった。

久々に全員が顔をそろえており、最後に参加した私はなかなか話題に入っていけない感じがあった。いや、正確にはその話題にはすぐに入っていけるだけの思いがあったのだが、意識的に口を出すことをためらっていた。

理由の一つとして話題の流れと”違う立場”でその話題のことを考えていたので、発言することによって流れを切る、発言者が発言しにくくなるのではないかという危惧が合った。その話題の内容は避けるが、ある苦しみを訴える立場のかたが発言しているときに、私は訴えられる立場に思いが寄っていたし、苦しみを訴えられること、訴えられて判ってあげられているかが問われることに苦しみを感じていた。

このあたりは、課題として考えたいところだが、自由に話が出来るエンカウンターグループにおいて、どう転がろうとも許されることを大事に自由に発言するのか、相手に配慮して相手の自由を尊重することを大事にするのか…私は、どちらかが正解と言うことではなく、どちらを選ぶかも自由にさせてもらっているのではと受け止めている。そしてそのとき発言しない自由を選んで、最後の振り返りのときにあえて発言しなかった旨を伝えた。もちろん、そのことを受けてもらったり、そこから発展したりはしないのを承知の上で。しかし、そのことを言っただけでも、私の中のシクシクする痛みは少し和らいだ気がする。そう、口を閉ざすのは痛みを伴っていたのだ。

まだまだファシリエーターに任せてありのままふるまうことが出来ていないのかもしれない。1対1のミニカンだとかなりの関係を築けるのだが、複数いるとむずかしい。下手な配慮をしてしまっているようだ。しかし、回を重ねるごとに、そこに集っている「人」が判ってきた気がする。出会っていく感じだろうか。

いよいよ後2回、そして最後の打ち上げを迎えることになる。ちょっと淋しい。