コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

息子たちのこと(ほめられて伸びる)

2010-10-25 23:07:54 | 親子コミュニケーション

長男が夏休みに写生大会で書いた絵が「京都新聞社賞」を受賞した。
 
「東寺」というお寺があるんだけど、毎年そこで開かれているもの。
ほかにも「市長賞」とか「校長会賞」とかいろいろあるから、どれが天辺かはわからないけれど…
今は区役所に展示してあって、各賞には佳作や入選ってのがあるから、選考者が3枚ほど選んで決めるんだろうけど、「京都新聞社賞」だけは、佳作も入選もなし。
ってことは、京都新聞の選考担当者が一発で惚れてくれたってことか。
区役所には一緒に写生大会に参加した次男の絵も飾ってある。


他の絵を見ると、しっかりと全体像を枠内に収めて、整えている。
わが息子にはそういう発想はないのかも。
でもその分、目に映る”今”をしっかり切り取ったものになっているのかもしれない。

11月に東寺である、地域の「ふれあい祭り」にて表彰式があるらしい。

さらに、学校で書いた絵が来月に京都市美術館で展示されるらしい。
こちらは「第48回全市子ども会(自由画)美術展」ってやつ。
学校から何人かが選ばれてるんだろうなぁ。


じつは、私が見る限り、あまり写実的ではないと思う。
絵心のない私は 「写実的」=上手 って意識があるからなぁ。
息子は、むしろ枠にはまらず、大胆な絵を描く。
で、保育園時代、みんなとちょっと違う雰囲気で描かれる息子の絵を、保育士の先生が良くほめてくれた。
ほめてほめて育ててくれた。
そのことで息子は絵が好きになり、今でも自由に書いているんだろう。

自由にさせてもらうこと
認めてもらうこと
ほめてもらうこと

ほんと、おかげさまだ。

まぁ、少なくとも私には似ずに、芸術的才能があるんだろうなぁ。
このまま育ってほしいなぁ。



で、この長男のおおらかさは先日の運動会でも発揮された。
ちょっと太っちょ気味の息子だが、やはりかけっこはちょっと苦手。
でも、ハードル走は少し自信を持ってるようだ。
そのハードル走、4人で走って、ハードルを越すごとに後続と差をつけていく。
さすがに自信があると言うだけあって、結果に結びついている。
3つ目のハードルを越したところで独走…と思いきや、見事に転倒。
大の字になってしまったが、起き上がって最後まで走り切った。
ゴール地点に言って声をかけたが、思ったほど悔しがりもしていない。
途中まで1位だったことを話題にして、ちょっとハグしておいた。
本人の内心はどうだったか知れないが、結果とは別に、自信があるといっていた言葉を一時的にでも証明できたことをうれしく思っていると伝えておいた。
ちょっとハグは照れくさそうにしてたけど。


ただ、こうやって長男ばかりほめていると次男は心中おだやかじゃないだろう。
兄に対して闘争心を燃やし、1位になったかけっこの結果をほめてもらいにきた。
こちらもハグつきでちゃんと見ていたことを伝えた。
まぁ、次男の場合は褒められると調子に乗りすぎて、余計なことまでしてしまい、結果怒られると言うことが多いんだけれども。



長男は長男で、次男は次男で、それぞれの個性があり、それぞれの得意分野がある。
でも親としては、どうしても同じ出来事を比較して、判断してしまう。
当然、年齢的なハンデがある次男のほうが、比較されると不利になる。
(そういう対応をしていることをちょっと反省…)

でも、ちゃんとほめることが出来る点はきっとあるはず。
数年後、次男のほうがどんな分野でほめられたことを活かして、何らかの結果を出してくれたらうれしいな。
(もちろん、何の結果を出せなくても、そこに居てくれることだけで大きな喜びだが)