深夜、「資格とは」というテーマについて、思いを馳せる。
自分自身、特に大型資格はないけれども、222もの資格を取得してきた。たとえ小さな資格であろうと、時間とコストを投下し、手間暇かけて取得しているわけだ。
そういう意味で、多少は、資格なしの方より、学習し、法律的にも取り扱うことができるものがあるといえる。知識及び人生の選択肢が他者より優れていると言えるわけだ。資格がなくても仕事はできるが、資格がなければ絶対に従事できない仕事もある。
しかし、自分は資格マニアではない。
数にのみこだわる資格マニアと呼ばれる人々とは違うと勝手に思っている。私が資格マニアではない根拠は「資格取得にポリシーがある」ことと、「資格そのものを研究の対象にしている」という点にある。
「資格マニア」の方は、その数を競うものがほとんどである。私は数にこだわっていない。もし、数を増やすのであれば、もっと積極的に、サルでもとれそうな「××検定」というものを取得するだろう。また、現在のように年間10にも満たない受験回数では、到底、マニア様の域には達することはできない。
加えて、取得222の資格のうち、勤務先が社内で特技として登録可能な資格が157と7割を超えている。ベースとしては会社で役に立つであろう資格を取得の対象としている。社内特技として認定されていない資格を見ても、銀行員なら取得してしかるべきというものが多い。
特に資格マニアと呼ばれる人々と私の違いは、資格をテーマに修士論文を作成している点にある。たかが資格、されど、その特性を活かせば、生涯学習に大きな効力を発揮する。要は、資格は数じゃなくて、学習の成果物なのだ。それが、私の一本通った考え方であり、マニア様と一線を隔するものである。
しかし、資格の数にキュウキュウとしていない「資格ゲッター」と呼ばれる人々は好きである。その昔、資格取得をメインにおいていた時代、資格ゲッターさん達のHPをよく徘徊したものである。
今宵、久々に見てみたのだが、皆さん、こだわりがあって面白い。そういう人々を私はこよなく愛する。資格ゲッターの世界では、とかく「数」が先走るものであるが、そんなに数を積上げていなくても、筋の通った資格道を突き進んでいる方もたくさんいる。
そういった意味でも、やはり、資格は面白いのだ!(1000字)