昨日、長男が進学する大学の生協に行ってきたのだが、下宿の斡旋が盛況であった。
「生協」が「盛況」・・・
パソコンの説明会を一緒に聞いていた女の子の実家は神奈川県。大学まで片道1時間半である。あるいは、説明会を行った院生の方も大宮から1時間半かけて通っているとのこと。でも、まだ恵まれたほうなのかもしれない。この「住まい紹介」が盛況であるのも、地方からの受験生が多いことを物語っている。
平成25年度入試結果の小冊子を入手したのだが、掲載されている「過去3年間の都道府県別入学者一覧」からすれば、都内在住の学生は25.5%しかいない。わずか1/4が都民となっている。次に、場所によっては、なんとか通えそうな「埼玉県」「千葉県」「神奈川県」「山梨県」をあわせてみても、46.3%しかおらず、半数以上が下宿すると思われる。
北海道2.0%、青森県2.3%、あるいは鹿児島県1.1%、沖縄県0.6%とそれなりに上京してくる学生がいるのだが、奈良県・京都府がそれぞれ0.1%、大阪府が0.3%となっている。関西にも教職系の大学はあるので当然と言えば当然か。
それにしても、安い下宿先で家賃は月間4万5千円と表示されていた。12ヶ月で54万円、4年間だと200万円を突破する。親元を離れれば、当然であるが、食費もかかることだろう。本当に、大学生を卒業させることは、親にとって、一大イベントといえる。
自分なら、いくらでも学習できるし、苦しみながらも、目標に向かってまい進することは不可能ではない。しかし、たとえ自分の子供とはいえ、他者のモチベーションを奮い起こさせ、学習させることは容易ではない。そんなハラハラした気持ちを4年間持ち続けるのかと思うと、うんざりしてしまう・・・
でも仕方がない。それが親の責務であるのだから。