「オミクロン株の水際対策強化策として、先月29日、航空各社に日本に到着する国際線の今月分の新規予約受け付けの停止を要請」との報道があり、その直後、「海外にいる日本人が帰国できなくなるとの批判を受けて、2日に要請をとりやめ」とのこと・・・
なんなんだろう、このブレた対応は。訳が分からない。色々対応策はあると思うのだが、オミクロン株の影響が分からない段階において、国際線の新規予約を止めることは、何も間違った対応ではないと個人的には思っている。というか、オミクロン株に係わらず、新種の伝染病が発生したら、どう対応するかぐらい、当然のこととしてコンチプランを立てておくのが政府だろう。いや、きっと、そのコンチプランがあったからこそ、このようにスピーディに国交省は要請できたのではないか?
この、批判している人は、もし、オミクロン株が空気感染する、致死率90%の伝染病だったとしても、「日本人なのだから今すぐ入国させろ!」っていうのだろうか?
無論、事例が飛躍しすぎっていうのはわかっているが、批判するだけなら誰でもできる。せっかく、アフリカの研究者が「こんな事態になるなら言わない方がよかった・・・」と後悔しているほどの、今までのコロナで最強・最悪のウイルスを見つけたと報告しているのに、その情報に対し、対策を打たない方が怠慢だと思っている。そういえば、最初にコロナを告発した中国武漢のお医者さんは、不遇の中でお亡くなりになったっけ。。。
誰も海外の日本人に「永遠に帰国しないで」とは言っていない。影響や感染力が不明のウイルスが発見されたばかりなので、不要不急の帰国を中断して欲しいだけ。世界各国に日本大使館があるのだから、緊急の場合は相談してもらって、やむを得ない場合は政府専用機や民間機をチャーターして、帰国者を完全隔離の上、ウイルスの蔓延を防御するとか、徹底して感染防止することができないものか?
思い返して欲しいのだが、かつて日本にはコロナはなかった。感染したのは、飛行機か船で海外から入国した人がいたから。水際で食い止めればいいと言う人もいるが、過去の事例からも隔離期間中に抜け出す人とか、脱走する人もいたではないか。
そんなことを考えても、結局、判断するのは日本政府。本来なら、このような事象も想定して、対応策が自動的に発動すべきなのだが、それができていないことがわかったことが残念。加えて、政策が世論次第で右往左往するのがわかったことも非常に残念・・・